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日蓮大聖人『御書』解説

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2017年 01月 08日

種々御振舞御書 要点解説その二

つづいて日蓮大聖人は「法華経の肝心・諸仏の眼目たる妙法蓮華経の五字・末法の始に一閻浮提にひろまらせ給うべき瑞相に日蓮さきがけしたり」と示すと共に、竜の口の法難を招来した末法の本仏としての振る舞いを、時系列に沿って詳細に示され、「日蓮これを見てをもうやう日ごろ月ごろ・をもひまうけたりつる事はこれなり。さいわひなるかな法華経のために身をすてん事よ」と、末法の本仏としての確信を宣言なされます。

仏滅後・二千二百二十余年が間・迦葉・阿難等・馬鳴・竜樹等・南岳・天台等・妙楽・伝教等だにも・いまだひろめ給わぬ法華経の肝心・諸仏の眼目たる妙法蓮華経の五字・末法の始に一閻浮提にひろまらせ給うべき瑞相に日蓮さきがけしたり。
<中略>

故最明寺入道殿・極楽寺入道殿を無間地獄に堕ちたりと申し、建長寺・寿福寺・極楽寺・長楽寺・大仏寺等をやきはらへと申し、道隆上人・良観上人等を頚をはねよと申す、御評定になにとなくとも日蓮が罪禍まぬかれがたし。但し上件の事・一定申すかと召し出てたづねらるべしとて召し出だされぬ、奉行人の云く上のをほせ・かくのごとしと申せしかば・上件の事・一言もたがはず申す。但し最明寺殿・極楽寺殿を地獄という事は・そらごとなり、此の法門は最明寺殿・極楽寺殿・御存生の時より申せし事なり。

 詮ずるところ、上件の事どもは此の国ををもひて申す事なれば世を安穏にたもたんと・をぼさば、彼の法師ばらを召し合せて・きこしめせ、さなくして彼等にかわりて理不尽に失に行わるるほどならば、国に後悔あるべし。
日蓮・御勘気をかほらば仏の御使を用いぬになるべし。梵天・帝釈・日月・四天の御とがめありて遠流・死罪の後、百日・一年・三年・七年が内に自界叛逆難とて此の御一門どしうちはじまるべし。其の後は他国侵逼難とて四方より・ことには西方よりせめられさせ給うべし、其の時後悔あるべしと平左衛門尉に申し付けしかども、太政入道のくるひしやうに・すこしもはばかる事なく物にくるう」と。


 「去文永八年辛太未歳九月十二日・御勘気(竜の口の法難)をかほる。其の時の御勘気のやうも常ならず法にすぎてみゆ、了行が謀反ををこし大夫の律師が世をみださんと・せしを・めしとられしにもこえたり。
平左衛門尉、大将として数百人の兵者にどうまろきせてゑぼうしかけして眼をいからし声をあらうす、大体・事の心を案ずるに太政入道の世をとりながら国をやぶらんとせしににたり、ただ事ともみへず。

日蓮これを見てをもうやう日ごろ月ごろ・をもひまうけたりつる事はこれなり。さいわひなるかな法華経のために身をすてん事よ、くさきかうべをはなたれば沙に金をかへ石に珠をあきなへるがごとし。

続いて大聖人は、竜の口の法難での平左衛門尉一味の暴挙について克明に記されると共に「極楽寺良観との降雨の対決」についても詳しく記されます。

「さて平左衛門尉が一の郎従・少輔房と申す者はしりよりて、日蓮が懐中せる法華経の第五の巻を取り出しておもてを三度さいなみて、さんざんとうちちらす。又九巻の法華経を兵者ども打ちちらして・あるいは足にふみ・あるいは身にまとひ・あるいはいたじき・たたみ等・家の二三間にちらさぬ所もなし。
日蓮・大高声を放ちて申す、あらをもしろや平左衛門尉が・ものにくるうを見よ、とのばら但今日本国の柱をたをすと・よばはりしかば、上下万人あわてて見えし。

日蓮こそ御勘気をかほれば・をくして見ゆべかりしに・さはなくして、これはひがことなりとや・をもひけん。兵者どものいろこそ・へんじて見へしか。十日並びに十二日の間・真言宗の失・禅宗・念仏等・良観が雨ふらさぬ事・つぶさに平左衛門尉に・いゐきかせてありしに、或はどつとわらひ、或はいかりなんど・せし事どもはしげければ・しるさず。
せんずるところは六月十八日より七月四日まで良観が雨のいのりして日蓮に支へられてふらしかね、あせをながし・なんだのみ下して雨ふらざりし上、逆風ひまなくてありし事・三度まで・つかひをつかわして一丈のほりを・こへぬもの十丈・二十丈のほりを・こうべきか、いづみしきぶ(和泉式部
)身にして八斎戒にせいせるうたをよみて雨をふらし、能因法師が破戒の身として・うたをよみて天雨を下らせしに、いかに二百五十戒の人人・百千人あつまりて、七日二七日せめさせ給うに雨の下らざる上に、大風は吹き候ぞ。これをもつて存ぜさせ給へ、各各の往生は叶うまじきぞとせめられて、良観がなきし事・人人につきて讒せし事・一一に申せしかば、平左衛門尉等かたうどし・かなへずして・つまりふしし事どもはしげければかかず」と。


種々御振舞御書 要点解説その三に続く



by johsei1129 | 2017-01-08 20:49 | 重要法門(十大部除く) | Trackback | Comments(0)
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