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日蓮大聖人『御書』解説

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2016年 10月 31日

開目抄 要点解説 その八

開目抄の下巻にはいり、日蓮大聖人は自身が末法の本仏であることを随自意(※)で次第に説き始めます。

我が一門の者のためにしるす、他人は信ぜざれば逆縁なるべし。一たいをなめて大海のしををしり一華を見て春を推せよ、万里をわたて宋に入らずとも三箇年を経て霊山にいたらずとも竜樹のごとく竜宮に入らずとも無著菩薩のごとく弥勒菩薩にあはずとも二所三会に値わずとも一代の勝劣はこれをしれるなるべし、蛇は七日が内の洪水をしる竜の眷属なるゆへ烏は年中の吉凶をしれり過去に陰陽師なりしゆへ鳥はとぶ徳人にすぐれたり。
日蓮は諸経の勝劣をしること華厳の澄観・三論の嘉祥・法相の慈恩・真言の弘法にすぐれたり、天台・伝教の跡をしのぶゆへなり、彼の人人は天台・伝教に帰せさせ給はずば謗法の失脱れさせ給うべしや。
当世・日本国に第一に富める者は日蓮なるべし。命は法華経にたてまつり名をば後代に留べし、大海の主となれば諸の河神・皆したがう須弥山の王に諸の山神したがはざるべしや、法華経の難九易を弁うれば一切経よまざるにしたがうべし」

そして開目抄を流罪先の佐渡の地で書き著した因縁を次のように解き明かします。
日蓮といゐし者は去年九月十二日子丑の時に頚はねられぬ、此れは魂魄・佐土の国にいたりて返年の二月・雪中にしるして有縁の弟子へをくればをそろしくて・をそろしからず・みん人いかに・をぢぬらむ、此れは釈迦・多宝・十を方の諸仏の未来日本国・当世をうつし給う明鏡なりかたみともみるべし」と。

※随自意:衆生の機根にかまわず、仏の内証のそのまま説くことを言い、随他意とは、衆生の機根に応じて法を説くことをいいます。


開目抄 要点解説 その九に続く




by johsei1129 | 2016-10-31 19:36 | 開目抄(御書五大部) | Trackback | Comments(0)
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