人気ブログランキング |

日蓮大聖人『御書』解説

nichirengs.exblog.jp
ブログトップ
2016年 06月 16日

 法華取要抄私記 九 法華経八品は是れ下種に非ず、題目を以て下種とするなり。法華経八品は是れ末法の下種とはならず、我等が為には無得道なり。


一 「況滅度後」等を引き付けて本迹決疑抄(注:日澄著)に云わく「出離(しょう)()の要法たる本門寿量の題目を()(つう)したもう処に、或は悪口し罵詈(めり)せられ、或は『(ぎゅう)()(とう)(じょう)』の難を(こうむ)り給うこと、誠に法師品に云う『(きょう)(めつ)度後(どご)』の金言、勧持品の二十行の偈に少しも(たが)わざることを自讃して遊ばし候時、『末法の中には日蓮を以て(しょう)と為す』と判じ給えり。全く迹門を以て出離の要法の故に『末法には日蓮を以て(しょう)と為す』と判じ給うには非ず」文。

啓蒙の二十・十四に云わく「彼の本尊抄の引文に、法師品の『(しか)も此の経は』等云云。今文に『況滅度後』等云云。証文を引くこと全く同じ。されば『而も此の経は』の言は正宗八品の正体を指し『令法(りょうぼう)()(じゅう)』の文、亦『()(ぞく)()(ざい)』の文も同じく正宗八品の題目を指すなり。妙楽の云わく『略して経題を()ぐるに(げん)に一部を収む』文。此の文も正宗八品を末法流布(るふ)の正体として引き給う」云云。

私に云わく、是の義は正宗八品を正体とすると見えたり。今()わく、正宗八品の題目、是れ正体なり。全く八品を正体とするに非ず。其の(うえ)八品は是れ下種に非ず、題目を以て下種とするなり。(しか)りと(いえど)も是れ末法の下種とはならず、我等が為には無得道なり。

一 一の問答に二、次に(とい)、次に答。答に又二。初めに標、次に釈。


               つづく


本書目次                          日寛上人 文段目次



by johsei1129 | 2016-06-16 19:52 | 日寛上人 御書文段 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://nichirengs.exblog.jp/tb/25340817
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


<< Gosho 御義口伝 下 Or...      Gosho 秋元御書 Lett... >>