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日蓮大聖人『御書』解説

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2016年 06月 09日

 妙法曼荼羅供養見聞筆記 五 日蓮大聖人の主師親の三徳を説き明かす 


一 今の世は既に末法にのぞみて

  此の下は末法流布を明かすに二。初めに標、次に「又物に(たと)うれば」の下は釈なり。

  初めの文意は「今世・末法」とは、五()の教相の中の第四の「時」と第五の「流布の前後」なり。「諸宗の()にあらざる上」とは第一の「教」なり。「日本国」とは第三の「国土」なり。「大謗法(ほうぼう)」とは第二の「機」なり。是れ則ち五箇の教相を(ひょう)するなり。  

一 又物に(たと)うれば等

  此の下は釈、(また)二。初めに国と機とを釈し、次に「一切衆生」の下は、教と流布の前後とを判ずるなり。「時」の一字は二段に(かん)して有るなり云云。  

一 父母を殺す罪

  世間の父母を殺すに、(なお)()(けん)に堕つ。(いわん)や主師親の三徳()(えん)の日蓮大聖人をうち奉る罪、()(ざい)無間は決定(けつじょう)なり。彼は現在の一旦(いったん)の父母なり。是れは三世常住の父母なり。故に其の罪深重(じんじゅう)なり。  

一 ()(ほん)ををこせる(とが)文。

  現在一旦の国主に(そむ)く、其の罪すら(なお)重し。況や三世常住の主君たる法華経・日蓮聖人に(そむ)く、其の罪深重なり。

  御書三十一・三に云く「仏は(えん)()第一の賢王・聖師・賢父なり乃至三徳備えたる親父の(おおせ)を用いざる人・天地の中に住むべき者にはあらず、この不孝の人の住処を経の次下(つぎしも)に定めて云く『若人(にゃくにん)()(しん)乃至()(にん)命終(みょうじゅう)()()(ごく)』」等云云。

  又云く「一には不孝なるべし賢なる父母の氏寺(うじでら)をすつるゆへ・二には謗法(ほうぼう)なるべし、若ししからば日本国・当世は国一同に不孝謗法(ほうぼう)の国なるべし」文。  

一 出仏(すいぶつ)(しん)(けつ)等の重罪等にも超え(過ぎ)たり

  此の「()」の一字は上の二段に冠して見るべし云云。一仏の身より血を(いだ)す罪すら(なお)重し(いわん)此の法華経・日蓮聖人は、三世十方(じっぽう)の諸仏の智父・境母なり、三世諸仏の御魂魄(こんぱく)なり。故に之を謗ずれば「出仏身血」の重罪にも超過するなり。生身の仏の御身より血を出す、其の罪すら(なお)重し、況や(ほっ)身仏(しんぶつ)の御身より血を出すをや。其れにも(また)超過せり。東条()松原(まつばら)の御難は、仏身より血を出すの大重罪なり。  

一 三千大千世界の一切衆生の人の眼を()ける罪よりも深く

  一人の眼をぬきたる罪(なお)重し、況や一切衆生の眼をぬきたる罪の深重なるをや。故に「罪よりも深く」と云うなり。此の法華経は一切衆生の眼目なり。経に云く「是れ(もろもろ)の天人、世間の眼なり」文。一切衆生の眼をくじる罪尚重し、況や三世諸仏の(おん)()をくじるをや。其の罪深重なり。此の経は諸仏の御眼なり。経に云く「()大乗経典は諸仏の宝蔵(ほうぞう)、十方三世の諸仏の眼目」と云云。又云く「此の方等経は是れ諸仏の眼なり、諸仏是れに()って五眼を(そな)うることを得たまえり」文。

日蓮大聖人は一切衆生の(まなこ)なり。

御書二十七・十二に云く「日蓮が法華経の肝心たる題目を日本国に()(つう)し候は諸天・世間の眼にあらずや乃至而るに法華経の行者を(あだ)む人は人天の眼をくじる者なり」文。

御義口伝に云く「世間とは日本国なり眼とは(ぶっ)知見(ちけん)なり法華経は諸天世間の眼目なり、眼とは南無妙法蓮華経なり乃至(いま)日蓮等の(たぐ)い南無妙法蓮華経と唱え奉るは諸天世間の眼に非ずや」云云文。  

一 十方世界の堂塔を焼きはら()へるよりも超えたる大罪

  一箇の堂塔を焼き払える、其の罪(なお)重し。例せば平家は大仏を焼いて、一門悉く滅亡せり。

  御書二十七・十二ヲウに「安芸(あき)の国()島の大明神は平家の氏神なり平家ををごらせし(とが)に伊勢太神宮・八幡等に神うちに打ち失われて其の後平家ほどなく・ほろ()び候いぬ」文。

  仏像安置の堂を焼く、其の罪()くの如し。況や生身(しょうしん)の仏の堂塔を焼く、其の罪深重(じんじゅう)なり。生身の仏の堂塔を焼失する、其の罪尚重し。況や(ほっ)(しん)の宝塔を焼失する、其の罪甚だ深し。此の法身、四所の宝塔なり。

  経に云く「仏の三種の身は方等より生ず」文。又云く「諸仏(ここ)於いて三菩提を得、諸仏此に於いて法輪(ほうりん)を転じ、諸仏此に於いて(はつ)涅槃(ねはん)す」文。法師品の(しょ)に云く云云。

 日蓮聖人も(また)法身、四所の宝塔なる事は、御書二十二


                      つづく
 
御書文段 目次



by johsei1129 | 2016-06-09 21:44 | 日寛上人 御書文段 | Trackback | Comments(0)
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