日蓮大聖人『御書』解説

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2016年 05月 23日

妙法曼荼羅供養抄記 七 諸病の中に法華経を謗ずるは第一の重病なり。諸薬の中に南無第一の良薬なり云云。

 ()(そう)八句を分かちて二と為す

初めに直ちに称歎(しょうたん)

 初めに法体(ほったい)を歎ず 生仏一双  │                

 次に妙用(みょうゆう)を歎ず 山野一双     

次に他に対して歎ず、亦二

初めに法体を歎ず 天地一双                   
次に妙用を歎ず (めい)()一双     

  ()の四本四十四に云く「三界の長途は(まさ)に万行を以て而も資糧()すべし。生死の広海は応に智慧を以て(せん)(ばつ)と為すべし」。

一 二千二百二十余年の(あいだ)

  (あるい)は三十余年。是れに相伝あり。

問う、何ぞ()(しょう)伝えて弘めざるや。故に先ず世の薬を挙げて(たとえ)と為すなり。

一 (やまい)によりて薬あり軽病には(ぼん)(やく)(乃至)重病には仙薬等云云

 報恩抄下二十七に云く「仙薬は命をのべ凡薬は病をいや()せども(いのち)をのべず」文。薬に上中下あり。故に知んぬ、上薬を仙薬と名づけ、中下を凡薬と名づくるなり。

弘の十・六十九ウに云く「神農(しんのう)経に云く、上薬は命を養う。(いわ)く、五石(ごせき)は形を()り、(ろく)()は命を延ぶ。中薬は性を養う。謂く、合歓(ねぶのき)忿(いか)(のぞ)き、萱草(わすれぐさ)(うれい)を忘る。下薬は病を治す。謂く、大黄(だいおう)は実を除き、当帰(とうき)は痛みを止む」云云。

      ┌─白璞(はくぼく)           ┌─竜伯          

      ├─紫璞(しぼく)            ├─(さん)(せい)          

 五石───┼─石膏(せっこう)       六芝──┼─燕服          

      ├─鍾乳(しょうにゅう)          ├─夜光          

      └─(せき)()            ├─(ぎょく)()          

                      └─(れい)()          

 止観第十・四十八に云く「(きん)(たん)を服せば大仙人と成る」文。

 弘の十・七十に云く「金を飛して丹と為す。故に金丹と()う」文。

金を飛水して薬と為るを金丹と云うなり。愚案五十・二ヲに「(しん)(のう)薬を()む、其の数三百六十五種。()れを本草に上中下の三品に(わか)つ。上薬百二十種、中薬百二十種、下薬百二十五種。是れは多く毒有り」。本草は()()(ちん)明人(みんひと)なり。神農経を釈す、五十二巻あり云云。  

一 人の煩悩(ぼんのう)と罪業の病(かろ)かりしかば等文

「煩悩」は貪瞋癡(とんじんち)なり。業は(しん)に三、()に四なり。

 問う、正像の病軽き所以(ゆえん)如何(いかん)

  答う、(ほん)()()(ぜん)の故なり。譬えば如実性に生まれたるがごとし。

  問う、九宗は判経に(あやま)り多し。何ぞ薬を()ると云わん。若し薬の性を識らずんば、亦病を識るべからず。(ただ)天台のみ正義を得て、()く薬の性を識れるがごとし。何ぞ十宗を通じて智者と名づけ、病に随って薬を与うといわんや。

  能破(のうは)(じは)の事。十二三十二十九ウ、是れ与えて論ずるなり。

  愚案(ぐあん)記の物語の事。

  宋の朱文公、足の病あり。要言十・十三。

    幾載相扶(あいたす)くるは疲(きょう)()る 

 一(しん)還って覚ゆ奇功有ることを 

 門を出でて杖を放てば児童笑う 

 是()れ従前(ぼつそつ)(おきな)ならず

  華陀(かだ) (ぱい)(しょう)(ぐん)の人なり。三国三十三・九、二十二初、関羽。

  前の二類は諸宗の祖師、華陀は天台等のごとし。諸病の中に法華経を(ぼう)ずるは第一の重病なり。諸薬の中に南無第一の良薬なり云云。  

一 今の世(乃至)謗法(ほうぼう)の者

  一には諸宗の凡薬、末法の重病の人に(おう)ぜず。故に「諸宗の機にあらざる上」と云うなり。

二には諸宗の医師(くすし)、不相応の薬を用う。故に却って薬、毒と成って日本国一同に一闡(いっせん)(だい)大謗法の大病人と成るなり。  

一 父母を殺す罪

  大天(だいてん)母に通ず。父帰るに及んで父を殺し、(また)羅漢を殺せるなり。


                  つづく
日寛上人 文段目次 



by johsei1129 | 2016-05-23 21:37 | 日寛上人 御書文段 | Trackback | Comments(0)
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