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日蓮大聖人『御書』解説

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2016年 05月 14日

 如説修行抄筆記 十五 「末法当時は(中略)南無妙法蓮華経の七字計り此の国に弘まりて利生得益もあり上行菩薩の御利生盛んなるべき時なり」


一 答えて云く

答に二。初めに(しょう)(しゃく)二門の(たい)()を判じ、次に「されば末法・今の時」の下は、蓮祖は末法如説修行の人なることを明かすなり。

初めに亦二。初めに標、次に正しく明かす。初めの標、亦二。初めに一切の経論、二門を()でざるを明かし、次に諸学の不知を標す。

次に「四節」の下は正しく明かすに二。初めに(しょう)(しゃく)二門の大旨を明かし、次に「(しか)るに摂受」の下は諸学の不知を破す。初めの正しく二門の大旨を明かすに二。初めに(たとえ)、次に「仏法も(また)(また)」の下は法に合するなり。

一 春は花さき秋は(このみ)なる

是れは因果の次第なり。春種子を(おろ)し秋菓を取るは(しゅ)(だつ)の次第なり。諸門徒の如く脱益(だっちゃく)の人法の本尊を信ずる者は、秋種子を下す(たぐい)なり。「極寒の時は厚き(きぬ)(ゆう)なり」とは種脱の得益(とくやく)の不同なり。極寒の時は涼風(りょうふう)あれども徳用なく、極熱の時は厚き衣はあれども其の(ゆう)無し。正像二千年は小・権・迹の法、流布(るふ)得益の時なり。法華経はあれども流布の時に(あら)ず。末法の今は小・権・迹の法はあれども、流布得益の時に非ず。本門寿量の妙法、流布得益の時なり。次下(つぎしも)の合法の文、之を思え。

御書二十二・十に云く「末法当時は久遠(くおん)(じつ)(じょう)の釈迦仏・上行菩薩・無辺行菩薩等の(ひろ)めさせ給うべき法華経二十八品の肝心たる南無妙法蓮華経の七字(ばか)此の国に弘まりて()(しょう)得益もあり上行菩薩の御利生(さか)んなるべき時なり」文云云。

一 純円・(いち)(じつ)の法華経

()(もん)の辺は権実本迹なり。(がん)()の辺は種脱本迹なり。「純円」とは本尊抄に云く「在世の本門と末法の(はじめ)は一同に純円なり」文。私に云く、()の記、往いて見よ。


             つづく


本書目次                     日寛上人 文段目次



by johsei1129 | 2016-05-14 10:49 | 日寛上人 御書文段 | Trackback | Comments(0)
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