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日蓮大聖人『御書』解説

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2016年 05月 04日

 如説修行抄筆記 五 在世の怨嫉を挙げて滅後の大難を示す、一に教主、二に所化、三に調機、四に法体なり


一 其の故は()

此の下、釈に二。初めに略して釈す、亦二。初めに在世の怨嫉を挙げて滅後の大難を況出(きょうしゅつ)するなり。

(ここ)に四重あり。一には教主に約し、二には所化に約し、三には調(じょう)()に約し、四には法体(ほったい)に約するなり。

初めに教主を云わば、在世は三惑(さんなく)()(だん)の仏なり。而るに猶多(ゆた)怨嫉(おんしつ)あり。(いか)(いわん)や末法は一惑未断の凡僧なればなり。必ず大難有るべき道理顕然(けんねん)なり。

二に所化をいわば、在世は三惑已断の大菩薩・阿羅(あら)(かん)なり。故に怨嫉を成すべからず。而るに(なお)怨嫉多し。況や末法は三毒(ごう)(じょう)の凡人なり。故に必ず大難有るべき道理なり。

  三に調機に約せば、在世は人非人等有りと雖も調機調養したもう故なり。而るに(なお)五千起去(きこ)等の怨嫉有り。況や末法には調機等の()無き故に必ず大難有るべきなり。

  四に法体に約せば、在世は脱益(だっちゃく)の法華なり。而るに(なお)(ごん)(じょう)(ねが)うに怨嫉多し。況や末法は下種益の法華経なり。必ず大難有る道理なり。次上(つぎかみ)に引く記の八の釈と合して(こころ)()べし云云。  

一 調機(じょうき)調養(じょうよう)して法華経

調機調養は熟益(じゅくやく)なり。熟益後の法華経は必ず脱益の法華経なり云云。「其の故は」より「怨嫉多し」に至るまで、在世の師弟、人法、()(ぎょう)()()なり。題号に合せ見るべし。

(また)四重の中には、初めの師弟等の二は広く諸経に通じ、()(おう)の大難等に合す。次に調機等の二は別して今経に約す。中に於て初めは(ごん)(じつ)相対の意、後の一は本迹(ほんじゃく)相対の意なり。記の八に合して見るべし。


             つづく


本書目次                    日寛上人 文段目次



by johsei1129 | 2016-05-04 11:11 | 日寛上人 御書文段 | Trackback | Comments(0)
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