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日蓮大聖人『御書』解説

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2016年 05月 03日

 如説修行抄筆記 四  迹門には二乗鈍根の菩薩を以て怨嫉と為し、本門には菩薩中の近成(ごんじょう)を楽(ねが)う者を以て怨嫉と為す


一 入文に三あり。初めには宗教に()って宗旨を弘むれば必ず大難有ることを標す。二には「其の故は」の下は釈なり。三には「(あわれ)なるかな」の下は総結なり。初めの標に亦二。初めに宗教・(しゅう)()を標し、次に「如来の在世より」の下は大難を標するなり。

一 ()(おも)んみれば乃至此の経を信ぜん人

此の文を宗教に約するに「此の経」とは第一の教なり。「信ぜん人」とは第二の()なり。「末法」とは第三の時なり。「此の()」とは第四の国なり。「流布(るふ)の時」とは教法流布の前後なり。是れ宗教の五()分明なり。(また)宗旨の三()に約するに「此の()」とは本門の戒壇なり。「此の経」とは本門の本尊なり。「信」とは本門の題目なり。所謂(いわゆる)題目に二あり、信行なり。題目には修行と云い、(ここ)には信と云う。是れ信行の題目なり。此の故に宗教・(しゅう)()を標すと云うなり。

一 末法流布(るふ)の時

経に云く「(のち)の五百歳中広宣流布」文。次第の如く末法流布なり。一閻(いちえん)()(だい)なり。別しては日本国なり。

一 此の()

宝塔品に云く「誰か能く此の(しゃ)()国土に於て」文。涌出品に云く「(まさ)に此の土に於て」文。

私に云く、通じては一縁浮提、別しては日本国なり。御義口伝下十八丁。

一 ()の経を信ぜん人

「信」とは(じゅ)()の義なり。「此の経」とは題目の五字なり。経に云く「此の経は持ち(がた)し」文。御義口伝上四十七丁。

一 如来の(ざい)()より

必ず大難あることを標するなり。「怨嫉(おんしつ)」とは(しょ)の八・十六に云く「四十余年即ち説くことを得ず。今説んと欲すと(いえど)も、而も五千(つい)で即ち座を退く。仏世すら尚(しか)なり、(いか)(いわん)や未来をや」等云云。記の八本十五に云く「今通じて論ぜば、迹門には二乗(どん)(こん)の菩薩を以て怨嫉(おんしつ)と為し、五千起去(きこ)は未だ(きら)う可きに足らず。本門には菩薩中の(ごん)(じょう)()()(ねが)う者を以て怨嫉と為す。(こぞ)って衆の()らざるは、何ぞ(あやしみ)と為すを得ん」文。御書十七・六丁、()いて見よ。


                  つづく


 本書目次                        日寛上人 文段目次



by johsei1129 | 2016-05-03 16:59 | 日寛上人 御書文段 | Trackback | Comments(0)
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