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日蓮大聖人『御書』解説

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2016年 04月 25日

日蓮大聖人が弘通初期に法華経を論じられた書【釈迦御所領御書】

【釈迦御所領御書】
■出筆時期:文永初期と思われます。
■出筆場所:鎌倉 草庵と思われます。
■出筆の経緯:本抄はご真筆の断簡が伝えられておりますが前後の文が不明のため、対告衆及び述作年月日の詳細は不明ですが、佐渡流罪以前の文永初期に認められたと思われます。

内容は「さればこの世界は我等が本師釈迦如来の御所領なり」と記され、法華経譬喩品及び寿量品を引用されておられますが、文永初期のこの時期、大聖人はあくまで末法の法華経の行者の立場で、法華経を弟子及び信徒に説いた書であると推察されます。
尚文中「憂婆塞・憂婆夷は仏弟子なれども外道にもにたり」と俗の男女の信徒を出家僧(比丘・比丘尼)よりも軽んじられておられるように思われますが、晩年日興上人に説かれた【御義口伝】では、弟子信徒については全て「日蓮等の類」と記され、差別なき一体のものであることを明確に示しておられます。
■ご真筆:名古屋市 円満寺、及び京都市 妙蓮寺(断簡)所蔵。
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【釈迦御所領御書】

王これをもちいず。仏、地神天神を証人として論じかたせ給ひたりき。さればこの世界は我等が本師釈迦如来の御所領なり。されば四衆ともに仏弟子なれども、憂婆塞・憂婆夷は仏弟子なれども外道にもにたり。
比丘・比丘尼は仏の真子なり。されば大悲経には大梵天・第六天・帝釈・四大天王・人王等を天にめして、三千大千世界を次第にゆづり給て云く、この世界を領知して我真子比丘比丘尼を供養すべき由をとき給ひき。
爾の時、梵天・帝釈等仰いで仰(おお)せに随ひにき。又仏、正直捨方便の法華経の譬喩品に云く、「今此三界皆是れ我が有なり。其の中の衆生は悉く是れ吾子なり」等云云。この文のごとくならば、この三界は皆釈迦如来の御所領なり。
寿量品に云く「我当に此の娑婆世界に在り」等云云。

この文のごとくならば、乃往過去五百塵点劫よりこのかた、此の娑婆世界は釈迦如来の御進退の国土なり。
其の上、仏滅後一百年に阿育大王と申す王をはしき。此の南閻浮提を三度まで僧に付属し給ひき。
又此の南閻浮提の内の大日本国をば、尸那国の南岳大師此の国に上宮太子と生れて、この国の主となり給ひき。しかれば聖徳太子已後の諸王は皆南岳大師の末葉なり。桓武天王已下の諸王は又山王





by johsei1129 | 2016-04-25 22:41 | 弟子・信徒その他への消息 | Trackback | Comments(0)
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