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日蓮大聖人『御書』解説

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2016年 04月 24日

弟子の教化のため法華経七喩の一つで譬喩品第三の「三車火宅」で示された三車四車を図示された書【 三車四車事】

【三車四車事】
■出筆時期:建治期。
■出筆場所:身延山中の草庵にて。
■出筆の経緯:本抄は弟子の教化のために法華経七喩の一つ譬喩品第三の「三車火宅」の譬えをわかりやすく説明されるために図でしめされた書と思われます。

法華経で「三車火宅」の譬喩が説かれた経緯は次のとおりです。
釈尊は舎利弗を対告衆として方便品第二で「未来世の諸仏は百千億の無数の諸の法門を説くと雖も、其の実は一乗の為なり」と示し、声聞、縁覚、菩薩と謂う三乗は一乗(仏)を説くための下地としての方便の教えであると解き明かします。さらに譬喩品第三で、舎利弗に未来世で華光如来となるとする記別を与えます。それを聞き舎利弗は大歓喜しますが、同時に「しかして今、世尊の前で未だ聞かざる所を聞き、皆、疑惑に堕せん。善哉世尊、願わくば四衆(比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷)の為に、其の因縁を説いて疑悔を離れせしめたまえ」と釈尊に願いでます、釈尊はそれに答えて「三車火宅」の譬喩を用いて仏が世に出現する目的は衆生に一仏乗(大白牛車)を示すことだと解き明かします。

尚、大聖人が「三車火宅」に触れられた御書は次の二篇が伝えられております。
■ご真筆:新潟県三条市 本成寺所蔵。
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【三車四車事 本文】
  
 三車・四車
 
ひつじのくるま
  羊  車  しゃうもんにたとう-----------|
                     |      
しかのくるま        |---あごんぎゃう
  鹿  車  えんがくにたとう --------------|
 
うしのくるま
 牛  車   ぼさつにたとう------------------華厳・方等・般若
   
をヽきにしろきうしのくるま
  大白牛車 -----------------------------------法華経
 
はじめにわ、みつのくるまをもって、もろもろのこを
 初以・三車誘引・諸子・
 然後・但与・大車






by johsei1129 | 2016-04-24 23:42 | 重要法門(十大部除く) | Trackback | Comments(0)
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