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日蓮大聖人『御書』解説

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2016年 04月 05日

法華取要抄文段 終  一四天・四海一同に妙法蓮華経の広宣流布疑い無からん者か


一 (きゅう)(ほう)(えん)

  (まさ)しく明かす中に二。初めに正しく明かし、次に「九包淵」の下は例を引く。  

一 五字を授与(じゅよ)せんこと。

  点の如し。板点は不可なり。  

一 疑って(いわ)く今世等

  此の下は三に広宣流布の瑞相(ずいそう)を明かすなり。此の流布の先相を明かす、亦三。初めに必有の理を明かし、次に「問うて曰く若し(しか)れば」の下は正しく明かし、三に「我が門弟は之を見よ」の下は(けっ)(かん)  

一 天台云く等

  玄の六・二十一 に云云。是れ()葛稚(かっち)(せん)が撰する所の西京(せいけい)雑記(ざっき)の下巻第五章に出ず云云。語園の下十三。 

一 問うて云く若し(しか)れば等

  此の下は正しく明かす、亦三。初めに正しく現事を示し、次に「問うて(いわ)く此等」の下は其の興起を明かし、三に「問うて曰く弗舎(ほっしゃ)」の下は料簡(りょうけん)  

一 問うて(これ)()

  此の下は次に其の興起を明かすなり。第五・二十四已下()いて見よ。  

一 法華経に云く・涅槃(ねはん)経に云く

  安国論七紙。  

一 此の国に悪比丘(びく)等有って乃至聖人を失う世なり

  ()故に諸難起るなり云云。

  問う、(さき)天変地夭(てんぺんちよう)を以て大法流布の先相と為す。(いま)国土の謗法に()って天変地夭起ると云う是れ相違するに似たり。

  答う、国土の謗法に由り天地(いかり)を成す。此の故に天変地夭起るなり。此の天変地夭も(また)即ち大法流布の先相と成るなり。(つぶさ)には外十六・二十 の如し。  

一 正像乃至其の科尚(とがなお)浅きか

  問う、正像二時の悪王等、仏法を滅失す。其の(とが)何ぞ浅きや。

  答う、(ここ)に三の意あり。一には内外(こと)なるが故に。(いわ)、彼の悪王等は是れ外敵なり。故に実には仏法を滅失する(あた)わざるなり。故に其の(とが)(なお)浅きなり。今末法の悪王等は是れ内敵なり。師子身中の虫の如く、(しゅ)()自生(じしょう)の火の如く、()く仏法を滅する故に其の科重きなり。当抄の文は即ち此の意なり。第七・四 に云く「仏法の・かた()うど()・なるようにて仏法を失なう、法師を(たす)くと見えて正法の行者を失う乃至(ないし)天も下劣の天人は知らずもやあるらん」云云。

  二には権実異なるが故に。謂く、彼の悪王等は是れ権経・権仏に(かたき)を成す、故に其の科浅し。今末法は(みな)実経実仏に敵を成す、故に其の科重きなり。

  三には多少異なるが故に。謂く、彼の悪王等は(ただ)其の王一人の悪行なり。今末法は上下一同の悪心なり。妙法尼抄十三・四十九に云く「()の王一人の悪心大臣以下は心より起る事なし、又権仏と権経との(かたき)なり僧も法華経の行者にあらず、(これ)は一向に法華経の敵・王・一人のみならず一国の智人(なら)びに万民等の心より起れる大悪心なり」云云。 

一 目を(いか)らして鏡に向え等

  目を瞋らして鏡に向えば、(かえ)って像の(いかり)は人に有り。当に知るべし、諸天は昼夜に行者の(いただき)に在り。故に瞋を起して行者に向えば、即ち目を瞋らして天に向うなり。故に(かえ)って天の瞋は人に有るなり。  

一 一四天・四海一同に妙法蓮華経の広宣流布(うたが)い無からん者か


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by johsei1129 | 2016-04-05 21:12 | 日寛上人 御書文段 | Trackback | Comments(0)
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