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日蓮大聖人『御書』解説

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2016年 03月 31日

身延草庵の法華経の御宝前へ幕府高位の武家より初穂を供養されたことを示された書【初穂御書】

【初穂御書】
■出筆時期:弘安三年(1280年)十月二十一日 五十九歳御作。
■出筆場所:身延山中の草庵にて。
■出筆の経緯:本抄の宛名は御所となっておりますので、恐らく幕府の高位の武家より門下の信徒を通じて御宝前に白米数石をご供養されたものと思われます。大聖人は仲介した信徒に対し「かしこまり申すよし(確かに法華経の御宝前へ申し上げた事)」を相手方を見参(訪問)して伝えるよう依頼されておられます。
尚、冒頭の「石給びて候」の石の前には数量を記されていたものと考えられます。
■ご真筆:富士大石寺(断簡)所蔵。※一般非公開。

【初穂御書 本文】
石給びて候。御はつを(初穂)たるよし、法華経の御宝前へ申し上げて候。
かしこまり申すよし、けざん(見参)に入らさせ給ふべく候、恐恐。

十月二十一日 日 蓮 花 押 御所御返事

※「はつを(はつほ)」:その年最初に収穫した米、穀物・果実等。転じて神仏に供えるコメや金銭の事を意味します。本書の述作日は十月二十一日(現在の十一月下旬)になるので、最初に収穫した米というよりは御宝前に供えるお米の意味で御供養されたものと思われます。


by johsei1129 | 2016-03-31 21:42 | 弟子・信徒その他への消息 | Trackback | Comments(0)
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