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日蓮大聖人『御書』解説

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2016年 03月 18日

最古参の強信徒富木常忍が困窮する大聖人の暮らしを支えていたことを示した消息【富木殿御返事】

■出筆時期:文永七年(1270)四十九歳御作。
■出筆場所:鎌倉 草庵にて。
■出筆の経緯:本抄は建長五年の立宗宣言の年に大聖人に帰依した最古参の信徒・富木常忍が白米をご供養されたことへの返書となっております。
大聖人は本消息で「ときれう(斎料※注)も候はざりつるに悦び入り候」と、米を買うための斎料も尽きていた時に富木入道が気遣われて白米を供養されたことをとても喜ばれておられます。これは最古参の信徒富木常忍だからこそ大聖人の思いを率直に伝えられたものと推察されます。
また「乃 時 」とは、白米を届けた使いの者をその場に待たせ、急いで花押のみ記され本消息をしたためた事を示しておられます。
■ご真筆:現存しておりません。

【富木殿御返事  本文】

白米一ほかひ本斗六升たしかに給候。
ときれう(斎料)も候はざりつるに悦び入り候、何事も見参にて申すべく候。 

乃 時                                 花押
富木殿

※注:斎料:斎とは僧侶の決められた食事の事を意味することから、斎料とはそのためのお布施・ご供養と思われます。


by johsei1129 | 2016-03-18 21:03 | 富木常忍・尼御前 | Trackback | Comments(0)
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