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日蓮大聖人『御書』解説

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2019年 11月 30日

弘法及び延暦寺座主三祖慈覚、五祖智証の邪義で日本国の寺社・衆生は四百年間皆彼の三大師の 御弟子となりて、と断じられた【一定証伏御書】

【一定証伏御書】
■出筆時期:弘安三年年(1280) 五十九歳御作。
■出筆場所:身延山中の草庵にて。
■出筆の経緯:本抄は断簡が伝えられており前後が不明ながら、弘法(空海)、また天台宗延暦寺の第三代座主慈覚、空海の甥で第五代座主智証らの邪義により法華経より真言の経が勝ると証伏させられ、その後四百年間、日本国の寺社・衆生は三大師の弟子となってしまったことを明らかにしております。
おそらくこの文のあとは、三大師の邪義を破析する論を展開されていたものと推察されます。
■ご真筆:富士大石寺(断簡)所蔵。※一般非公開。

【一定証伏御書 本文】

一定と証伏せられ候いしかば其の後の智人かずをしらず候へども、今に四百歳が間・さ(然)で候なり。
 かるがゆへに今に日本国の寺寺、一万余三千余の社社、四十九億九万四千八百二十八人の一切衆生、皆彼の三大師の御弟子となりて法華最第一の経文、最第二・最第三と・をと(下)されて候なり。
 されども始めは失(とが)なきやうにて候へども、つゆ(滴)つもりて大海となり、ちり(塵)つもりて大山となる。



by johsei1129 | 2019-11-30 16:09 | 弟子・信徒その他への消息 | Trackback | Comments(0)


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