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日蓮大聖人『御書』解説

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2024年 09月 22日

日蓮大聖人が文永九年十月二十四日、佐渡地にて蒙古襲来の夢を見られたことを記された書【夢想御書】

【夢想御書】
■出筆時期:文永九年(1272)十月二十四日 五十一歳御作。
■出筆場所:佐渡 一の谷入道の屋敷にて。
■出筆の経緯:本御書は玉沢妙法華経寺に所蔵されていた日興上人書写の『立正安国論』の裏面に記されていたご真筆です。恐らく佐渡には大聖人に付いて行かれた日興上人が自ら書写した立正安国論があったと思われます。
大聖人は、文永九年十月二十四日の夜に見られた夢が蒙古軍に関することだったため、その立正安国論に記憶を留めようとその日のうちに直ぐに記されたものと推察されます。
実際に元使、趙良弼らは翌年の文永十年四月に大宰府に来ております。さらに翌々年の文永11年1月皇帝クビライは高麗に戦艦300艘の建造を開始させ10月5日、元軍は対馬の小茂田浜に襲来、文永の役が勃発します。
■ご真筆:玉沢 妙法華経寺所蔵。
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【夢想御書 本文】

[原文]

文永九年 太才壬申 十月二十四日 夢想云、来年正月九日蒙古為治罰月相國大小可向 云云

[訓読]

文永九年 太才壬申 十月廿四日の夜の夢想(むそう)に云はく、来年正月九日蒙古治罰の為相国より大小向かふべし等云云。




by johsei1129 | 2024-09-22 10:49 | 血脈・相伝・講義 | Trackback | Comments(0)


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