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日蓮大聖人『御書』解説

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2019年 10月 23日

大聖人晩年の地、身延山中の険しい景観を詳細に記した書【芋 一 駄 御 書】

【芋 一 駄 御 書】
■出筆時期:建治元年(1275)八月十四日 五十四歳御作。
■出筆場所:身延山中の草庵にて。
■出筆の経緯:本抄の対告衆は不明ですが、同様の内容の御書が在るため南条時光ではないかという説もあります。大聖人は、ご供養された、いも、はじかみ(生姜)は身延の地では見ることがない貴重な食べ物であり、あなたの志は法華経に申し上げたので、釈迦仏必ず承知していることでしょう、と称えられておられます。
■ご真筆:富士大石寺所蔵(一般非公開)。

【芋 一 駄 御 書 本文】
いも(芋)一駄、はじかみ五十ぱ(把)をくりたびて候。
このみのぶのやまと申し候は、にしはしらねのたけ(嶽)、つねにゆきをみる。ひんがしにはてんしのたけ、つねにひ(日)をみる。

きた(北)はみのぶのたけ、みなみはたかとりのたけ、四山のあひ(間)、はこのそこ(箱の底)のごとし。

いぬゐ(戌亥)のすみ(角)よりかは(河)ながれて、たつみ(辰巳)のすみにむかう。
かかるいみじきところ、みね(峰)にはせひのこへ(蝉の声)、たに(谷)にはさる(猿)のさけび、木はあし(芦)のごとし、くさ(草)はあめ(雨)ににたり。

しかれどもかかるいも(芋)はみ(見)へ候はず。はじかみは、を(生)ひず。いし(石)ににて少しまもりやわらかなり。くさ(草)ににてくさよりもあぢ(味)あり。
法華経に申しあげ候ひぬれば、御心ざしはさだめて釈迦仏しろしめしぬらん。恐恐謹言。

八月十四日  日 蓮 花押 
御返事 





by johsei1129 | 2019-10-23 21:54 | 弟子・信徒その他への消息 | Trackback | Comments(0)
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