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日蓮大聖人『御書』解説

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2016年 02月 06日

真実一切衆生・色心の留難を止むる秘術は唯南無妙法蓮華経なり、と断じられた【四条金吾殿御返事】

【四条金吾殿御返事】
■出筆時期:建治三年(1277)五十六歳御作。
■出筆場所:身延山中の草庵にて。
■出筆の経緯:本抄は短文の消息ですが、法華経迹門、法華経本門、南無妙法蓮華経の優劣について明確に示された極めて重要な法門を記されておられます。
恐らく四条金吾が大聖人に、法華経本・迹及び妙法蓮華経の違いについて問われ、それへの答として本消息を送られたものと推察されます。
釈尊は法華経迹門までは、月氏国に応誕し悟りを得たとする「始成正覚」を示していて、寿量品第十六で始めて五百億塵点劫の久遠に成道したことを明かされますが、大聖人は「末法の機にかなはざる法なり」と示すとともに「真実一切衆生・色心の留難を止むる秘術は唯南無妙法蓮華経なり」と断じておられます。
■ご真筆:現存しておりません。


【四条金吾殿御返事 本文】
法華経本迹相対して論ずるに、迹門は尚始成正覚の旨を明す故にいまだ留難かかれり。
本門はかかる留難を去りたり、然りと雖も題目の五字に相対する時は末法の機にかなはざる法なり。
真実一切衆生・色心の留難を止むる秘術は唯南無妙法蓮華経なり。
四条金吾殿御返事      日 蓮


【妙法蓮華経 如来寿量品第十六】
皆謂今釈迦牟尼仏 出釈氏宮 去伽耶城不遠 坐於道場 得阿耨多羅 三藐三菩提。
然善男子 我実成仏已来 無量無辺 百千万億 那由佗劫。 
[和訳]
皆、今の釈迦牟尼仏は釈氏の宮廷を出て、伽耶城を去ること遠からず、道場に座し、
阿耨多羅三藐三菩提(仏の悟り)を得たと謂(おも)えり。
然し善男子よ、我、実に成仏して已来、無量無辺百千万億那由佗劫なり。




by johsei1129 | 2016-02-06 21:43 | 四条金吾・日眼女 | Trackback | Comments(0)
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