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日蓮大聖人『御書』解説

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2015年 12月 24日

天台の摩訶止観等の講義をする「大師講」の主催を富木常忍に依頼した書【富木殿御消息】

【富木殿御消息】
■出筆時期:文永六年(1269)六月七日 四十八歳御作
■出筆場所:鎌倉 草庵にて。
■出筆の経緯:本抄は毎月定例を行われていた「大師講(天台大師の摩訶止観等の講義))の主催を弟子の明性房が都合が悪いので、富木殿に担当してもらえないかと依頼した書となっております。

尚、大師講とは天台大師の月命日である24日の前後に、定例で弟子・信徒が担当し開催されていたと思われます。本書を記されたは文永六年は「竜ノ口の法難」の二年前であり、謂わば本書佐渡流罪以前(佐前)の書で、大聖人はこの頃は法華経を一念三千で体系化した天台の「摩訶止観、法華文句、法華玄義」を基づいて法華経の極説を説いていたと思われます。

また月一回の重要な講説の行事を弟子・信徒分け隔てなく僧俗一体で大聖人が実施していたことに、今日の大聖人門下のあり方にも示唆することが多いものがあると拝されます。
※大師講については本書の五ヶ月後に記された「金吾殿御返事」を参照して下さい。
■ご真筆:京都市 立本寺所蔵。
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[ご真筆は上下二段に分けて認められておられます。]

【富木殿御消息 本文】
(上段)
大師講事。
今月明性房にて候が此月はさしあい候。
余人之中せん(為)と候人候はば申せ給と候。
貴辺如何
(下段)
蒙仰候はん。
又御指合にて候わば他処へ申べく候。
恐々謹言。

六月七日  日 蓮花押
土木殿





by johsei1129 | 2015-12-24 18:31 | 富木常忍・尼御前 | Trackback | Comments(0)
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