日蓮大聖人『御書』解説

nichirengs.exblog.jp
ブログトップ
2015年 12月 19日

法華経法師品の謂れを説いて、さじき女房を「過去に十万億の仏をくやうせる人」と 称えた【棧敷女房御返事】

【棧敷女房御返事】
■出筆時期:弘安五年(西暦1282年)二月十七日 六十一歳御作
■出筆場所:身延山中 草庵にて。
■出筆の経緯:鎌倉に住む強信徒の桟敷女房が、白い帷子と布を御供養したのに対し、法華経法師品に説かれている十種の供養の謂れを引いて、棧敷女房は「過去に十万億
の仏をくやうせる人」であると称えられておられます。
尚、桟敷女房の夫は、後の六老僧の一人日昭の兄ではないかと伝えられております。
■ご真筆: 和歌山県 了法寺所蔵。
[真筆本文:下記緑字箇所]
f0301354_18255704.jpg



















【棧敷女房御返事  本文】

白かたびら布一給い畢んぬ。
法華経を供養申しまいらせ候に、十種くやうと申す十のやう候。 
其のなかに衣服と申し候は、なににても候へ、僧のき候物をくやうし候。
其の因縁をとかれて候には、過去に十万億の仏をくやうせる人、法華経に近づきまいらせ候とこそとかれて候へ。

あらあら申すべく候へども、身にいたはる事候間・こまやかならず候、恐恐謹言。
二月十七日 日蓮花押
さじきの女房御返事


【妙法蓮華経 法師品第十】
若復有人。受持。読誦。解説。書写。妙法華経。
乃至一偈。於此経巻。敬視如仏。種種供養。
華香瓔珞。抹香。塗香。焼香。繒蓋幢旛。衣服伎楽。
乃至合掌恭敬。薬王。当知是諸人等。已曾供養十万億仏。
於諸仏所。成就大願。愍衆生故。生此人間

[和訳]
若し復人有りて、妙法蓮華経の乃至一偈をも、受持・読誦・解説・書写し、
此の経巻に於いて、仏の如く敬い視て、種種に
華・香・瓔珞・抹香・塗香・焼香・繒蓋・幢幡・衣服・妓楽を供養し、
乃至、合掌し恭敬すれば、薬王よ、当に知るべし是の諸人等は已に曽て、十万億の仏を供養し、
諸仏の所に於いて大願を成就したまうも、衆生を愍(あわれ)むが故に、ここ(娑婆世界)に人間として生ぜん。





by johsei1129 | 2015-12-19 18:28 | 弟子・信徒その他への消息 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://nichirengs.exblog.jp/tb/24783187
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


<< GOSHO 立正安国論53 施...      報恩抄文段 上十四 >>