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日蓮大聖人『御書』解説

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2015年 12月 17日

花は開いて果となり、月は出でて必ず満ち、燈は油をさせば光を増し、草木は雨ふれ ば栄う。人は善根をなせば必ずさかう、と説いた【上野殿御返事(十字六十枚書)】 【上野殿御返事(正月三日御書)】

■出筆時期:弘安三年(西暦1280) 五十九歳御作
■出筆場所:身延山中 草庵にて。
■出筆の経緯:本抄は南条時光(上野殿)が元旦に続き正月三日にも新年の祝いとして、十字(むしもち)六十枚・清酒一筒等をご供養されたことへの返書となっております。

大聖人は、時光が身延の山中で暮らす大聖人の事を思いやり、重ね重ね新年の祝いの供養されたことを「元三の御志、元一にも超へ、十字の餅、満月の如し」と大変喜ばれておられるていることが、本消息に満ち溢れておられると拝されます。

尚十字餅とは、中国・晋の時代に十字をつけた餅を食べて厄払いした風習が鎌倉時代に日本に伝えられ、お正月の祝いの餅となったようです。
■ご真筆:京都市本圀寺(断簡)蔵。
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【上野殿御返事(正月三日御書) 本文】

十字(むしもち)六十枚・清酒一筒・薯蕷(やまのいも)五十本・柑子(こうじ)二十・串柿一連・送り給び候い畢んぬ。
法華経の御宝前にかざり進らせ候。

春の始め三日種種の物・法華経の御宝前に捧げ候い畢んぬ。
花は開いて果(このみ)となり・月は出でて必ずみ(満)ち・燈は油をさせば光を増し・草木は雨ふればさか(栄)う。
人は善根をなせば必ずさかう。其の上。元三の御志、元一(がんじつ)にも超へ、十字の餅、満月の如し。事事又又申すべく候。

  弘安三年庚辰正月十一日       日 蓮  花 押
   上 野 殿






by johsei1129 | 2015-12-17 20:47 | 南条時光(上野殿) | Trackback | Comments(0)
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