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日蓮大聖人『御書』解説

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2015年 12月 04日

撰時抄愚記 終 寿量文底の最大深秘の大法・十界具足の大御本尊、冥に顕に我等を守護し給う

   
十八日

   
   第三十六段 
御身(おんみ)符合(ふごう)を明かす


一 
(そもそも)此の法華経の文等。

 此の下は蓮祖の御身、二経の文に符合するを(あらわ)すなり云云。

一 (ただ)無上道を()しむ

 一には(ごん)(じつ)相対、方便品の「(ただ)無上道を説く」の文是れなり。

二には本迹(ほんじゃく)相対、寿量品の「得入(とくにゅう)無上道」の文是れなり。

三には(しゅ)(だつ)相対、文底下種の妙法は無上の中の無上なり。

御義の上三十に云く「今日蓮等の(たぐ)いの心は無上とは南無妙法蓮華経・無上の中の(ごく)無上なり」等云云。

一 涅槃(ねはん)経に云く等

 会疏(えしょ)九二十。

一 (たと)えば王使(おうし)(乃至)如し等

  論語三・五十一、要言古事九・四十五、語園下三十三等。

一 (むし)ろ身命を(うしな)

  藺相如(りんしょうじょ)、強き(しん)使(つかい)す。註千字の上四、三国伝二八、源平盛衰記二十八・九に云云。此等は(しばら)()()の為に事を引いて之を示すか。

一 答えて云く()が初心の時の存念(ぞんねん)

  此の下は三と為す。初めに(えら)び、次に「経文に我不」の下は正釈、三に「此の事は今の」の下は結。第二の正釈に(また)三あり。初めに法華の怨敵(おんてき)を示し、次に「法華経の第五」の下は法華の行者を示し、三に「(しか)るを(また)」の下は身命(しんみょう)を愛せざることを示す。

一 霊山(りょうぜん)浄土(じょうど)

  是れ結文なり。寿量文底の最大深秘(じんぴ)の大法・十界具足(ぐそく)の大本尊、(みょう)(けん)に守護し給うなり云云。是れ元意(がんい)なり。



  撰時抄(おわ)んぬ。

 
()れ時、正徳六(ひのえ)(さる)年三月十八日


                  上野学頭 
大貮(だいに) 日寛  華押


撰時抄愚記下 目次



by johsei1129 | 2015-12-04 21:28 | 日寛上人 御書文段 | Trackback | Comments(0)
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