日蓮大聖人『御書』解説

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2015年 11月 28日

日蓮大聖人が平頼綱に三度目の国家諌暁を為した後、これ以上の諌暁を「止むべし」と宣言した書【未驚天聴御書】

【未驚天聴御書】
■出筆時期:文永十一年(1274) 四月頃 五十三歳御作。
■出筆場所:鎌倉 草庵にて。
■出筆の経緯:本書は文永十一年四月八日、大聖人が平頼綱と会見し三度目の国家諌暁を為した直後に、弟子信徒に向けて今後これ以上の国家諌暁をしないことを宣言された書と思われます。

文中で「未だ天聴を驚かさゞるか」と記され、鎌倉幕府の最高権力者北条時頼、北条時宗には国家諌暁の意思は伝わったが、天皇には伝わっていないとの思いを認められておられます。さらに「後悔を致す勿れ」とも記され、令法久住という広布の次の段階に進むという決意を示されていると拝されます。

尚、大聖人御遷化後五十年を経た元弘三年(1333年)一月、大石寺第三祖日目上人が天奏のため京に向かいますが、十五日美濃垂井の宿で御遷化なされます(享年七十四歳)。しかし日目上人の天奏のご意志は同行していた弟子の日尊が受け継ぎ、翌年天奏を為し遂げます。
■ご真筆:京都市本圀寺(断簡)蔵。
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[未驚天聴御書 本文]

(本書の前後の文は残されておりません)
雖申之未驚天聴欤 事及三ケ
度 今可止諌暁 勿至後悔

(漢文読み下し文)
之を申すと雖も未だ天聴を驚かさゞるか。事三箇度に及ぶ。
今諌暁を止むべし。後悔を致す勿れ。






by johsei1129 | 2015-11-28 21:13 | 弟子・信徒その他への消息 | Trackback | Comments(0)
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