日蓮大聖人『御書』解説

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2015年 11月 27日

蒙古の再度の襲来を予知した書【現世無間御書】

【現世無間御書】
■出筆時期:建治四年(1278)二月十三日 五十七歳御作。
■出筆場所:身延山中 草庵にて。
■出筆の経緯:本抄は17紙の前半15が残されていないこともあり宛先は不明です。この時期は文永の役から三年たち、いつ蒙古の再度の来襲がおきるかと、日本国中が不安な日々を過ごしていたと思われます。大聖人はこの状況を本消息で「此の国をば梵王帝釈に仏をほせつけて他国より責させ給うべしと、とかれて候」と記されるとともに「天照太神正八幡等は、此の国のかたうどにはなり給はじ。日蓮房のかたき(敵)なり<中略>いの(祈)らば、いよいよあ(悪)しかりなん」と断じ、幕府が諸宗派に敵国降伏を祈らせてもかえって悪くなるばかりであると説かれておられます。
尚大聖人の本抄の予言通り、三年後の弘安四年五月二十一日、当時としては世界史上最大規模の約900艘(兵士4万人)とも言われる艦隊が対馬に来襲することになります。
■ご真筆:京都本能寺蔵。(全17紙の内16・17紙現存)
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[真筆本文:下記緑字箇所]

[現世無間御書 本文]

(この前の箇所は現存しておりません)
或はくびをきり或はながされば
ととかれて、此の法門を涅槃経
守護経等の法華経の流
通の御経にときをかせ給いて候
は、此の国をば梵王帝釈に
仏をほせつけて他国より
せめ(責)させ給うべしと、とかれて候
されば此の国は法華経の大
怨敵なれば、現世に無間地
獄の大苦すこし心み
させ給うか、教主釈尊の
日蓮がかたうど(味方)をして
つみしらせ給うにや、
よもさるならば 天照太神正八幡等は、
此の国のかたうどにはなり給はじ。
日蓮房のかたき(敵)なりすず(錫)にてな(菜)をわかし候はんと
ぞ、はや(逸)り候らむ、いの(祈)らば、いよいよあ(悪)しかりなん、あしかりなん、
恐恐謹言。

二月十三日   日 蓮 花押
御返事

     



by johsei1129 | 2015-11-27 20:12 | 弟子・信徒その他への消息 | Trackback | Comments(0)
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