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日蓮大聖人『御書』解説

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2019年 10月 19日

日蓮に怨をなせし人人は先ず必ず無間地獄に堕ちて無量劫の後に日蓮の弟子と成つて成仏す可し、と説いた【経王御前御書】

【経王御前御書】
■出筆時期:文永九年(1272) 五十一歳御作
■出筆場所:佐渡国にて。
■出筆の経緯:本抄は四条金吾が佐渡の日蓮大聖人に使者を遣わされて種々の品々を御供養するとともに、経王御前が誕生した事を伝えたことへの返書となっております。尚、四条金吾と妻日眼女には前年の五月八日に女の子が誕生し、大聖人より「月満」御前と名付けられておられます。
経王御前については「経王御前を儲(もうけ)させ給いて候へば現世には跡をつぐべき孝子なり。後生には又導かれて仏にならせ給うべし」と記されておられるように、四条金吾の跡継ぎたる男子が誕生したことを喜ばれておられます。

また文末では「世は亡び候とも日本国は南無妙法蓮華経とは人ごとに唱へ候はんずるにて候ぞ。如何に申さじと思うとも・毀(そし)らん人には弥(いよい)よ申し聞かすべし<中略>日蓮に怨をなせし人人は先ず必ず・無間地獄に堕ちて無量劫の後に日蓮の弟子と成つて成仏す可し」と断じ、法華経・常不軽菩薩品で説かれている「而強毒之(にごうどくし)の原理を説かれ、法華経弘通に一層励むよう諭されておられます。
■ご真筆:現存しておりません。

[経王御前御書 本文]

 種種(くさぐさ)御送り物・給び候い畢(おわ)んぬ。
 法華経第八・妙荘厳王品と申すには妙荘厳王・浄徳夫人と申す后(きさき)は浄蔵・浄眼と申す太子に導かれ給うと説かれて候。経王御前を儲(もうけ)させ給いて候へば、現世には跡をつぐべき孝子なり、後生には又導かれて仏にならせ給うべし。

 今の代は濁世と申して乱れて候世なり。其の上・眼前に世の中乱れて見え候へば・皆人今生には弓箭(きゅうせん)の難に値(あ)いて修羅(しゅら)道におち、後生には悪道疑ひなし。
 而るに法華経を信ずる人人こそ仏には成るべしと見え候へ。御覧ある様にかかる事出来すべしと見えて候。故に昼夜に人に申し聞かせ候いしを用いらるる事こそなくとも・科(とが)に行はるる事は謂(いわ)れ無き事なれども、古(いにしえ)も今も人の損ぜんとては善言(よきこと)を用いぬ習(ならい)なれば、終には用いられず・世の中亡びんとするなり。

 是れ偏(ひとえ)えに法華経・釈迦仏の御使ひを責むる故に、梵天・帝釈・日月・四天等の責めを蒙つて候なり。又世は亡び候とも日本国は南無妙法蓮華経とは人ごとに唱へ候はんずるにて候ぞ。如何に申さじと思うとも毀(そし)らん人には弥(いよい)よ申し聞かすべし。命生きて御坐(おわ)ば御覧有るべし。又如何に唱うとも・日蓮に怨(あだ)をなせし人人は、先ず必ず無間地獄に堕ちて・無量劫(こう)の後に日蓮の弟子と成つて成仏す可し。恐恐謹言。
 
               日 蓮 花押
四条金吾殿御返事  




by johsei1129 | 2019-10-19 11:20 | 四条金吾・日眼女 | Trackback | Comments(0)


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