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日蓮大聖人『御書』解説

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2015年 11月 03日

法華経と釈迦仏とを御信心有て<略>山中の日蓮に華香を送らせ候、と称えた【八日講御書】

【八日講御書】
■出筆時期:弘安五年(1282年)正月七日 六十一歳御作
■出筆場所:身延山中 館にて。
■執筆の経緯:本抄は、四条金吾が正月八日に信徒が集って新年の祝いをすることを報告し、また大聖人に種々の新年の祝いの供養をされたことへの返書となっております。
大聖人は釈尊の生誕日である四月八日に「三十二のふしぎあり」と記され、その意義ある八日に信徒が集い供養をする事と、同じく「山中の日蓮に華かう(香)ををく(送)らせ候やらん」事を尊い事だと称賛されておられます。
この事は、当時の大半の武士・庶民が、仏教の開祖である香華を蔑(ないがし)ろにし、浄土宗・真言宗の立てる架空の存在である阿弥陀仏、大日如来を敬っている事に対し、日蓮門下の信徒が仏教の正統である釈尊と法華経そして日蓮を供養されていることが、仏教の本流に叶っている事を示されておられると拝されます。
■ご真筆:高知市 要法寺(断簡)所蔵。
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[真筆本文:下記緑字箇所]

[八日講御書 本文]

満月のごとくなるもちゐ二十、かんろ(甘露)のごとくなるせいす(清酒)一つつ(筒)、給候い畢んぬ。
春のはじめの御悦びは月のみつるがごとく、しを(潮)のさすがごとく、草のかこむが如く、雨のふるが如しと思し食すべし。

抑(そもそも)八日は各各(おのおの)の御父・釈迦仏の生れさせ給い候し日なり。
彼の日に三十二のふしぎあり・一には一切の草木に花さき・みなる・二には大地より一切の宝わきいづ・三には一切のでんぱたに雨ふらずして水わきいづ四には夜変じてひるの如し・五には三千世界に歎きのこゑなし、是くの如く吉瑞の相のみにて候し、是より已来今にいたるまで二千二百三十余年が間・吉事には八日をつかひ給い候なり。

然るに日本国・皆釈迦仏を捨てさせ給いて候に・いかなる過去の善根にてや・法華経と釈迦仏とを御信心ありて・各各あつまらせ給いて八日をくやう(供養)申させ給うのみならず、山中の日蓮に華かうををくらせ候やらん、たうとし・たうとし、恐恐。

正月七日 日蓮花押
人人御返事

by johsei1129 | 2015-11-03 18:30 | 弟子・信徒その他への消息 | Trackback | Comments(0)
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