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日蓮大聖人『御書』解説

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2015年 11月 02日

富士・熱原にて法難に立ち向かう日興上人に大聖人が法論の指南をした書【伯耆殿御書】

【伯耆殿御書】
■出筆時期:弘安二年(1279年)九月二十日 五十八歳御作
■出筆場所:身延山中の草庵にて。
■出筆の経緯:この時期駿河富士方面で日興上人が天台僧、農民への折伏教化に邁進するに応じて、
様々な天台院主らの迫害が勃発していました。その矢面に立っていた日興上人に、具体的に法論の指南をされたのが本抄となります。それまで大聖人は常随給仕されていた日興上人に消息を出すことはありませんでしたが、本抄は日興上人に宛てた消息として伝えられ書の中で最初の手紙となります。
■ご真筆:現存しておりません。古写本:日興上人筆(北山本門寺所蔵)。

[伯耆殿御書 本文]

(これより前の分は残されておりません)

「形像舎利並余教典、唯置法華経一部」と申す釈と、「直専持此教則上供養」の釈をかまうべし。
余経とは小乗経と申さば、「況彼華厳○以法化之。故云乃至不受余経一偈」の釈を引け。

はわきどのへ

弘安二年九月二十日    日蓮


[現代訳]
「形像(仏像)・舎利、並に(法華経以外の)余の教典を差し置いて、唯、法華経一部だけを置く」と申す解釈と、「直ちに、専ら此の教(法華経)を持つ事が則ち最も上の供養となる」の釈を用いるべしべし。
(もし相手方が)余経とは小乗経の事を言うのかと申さば、(妙楽大師の五百問論の)「況彼華厳○以法化之。故云乃至不受余経一偈」の解釈を引用しなさい。

※:況彼華厳○以法化之故云乃至不受余経一偈:況や彼の華厳は但福を以て比す、此の経(法華経)の法を以て之を比するに同じからず、故に云く、しかして(法華経以外の)余経の一偈も受じせず。

by johsei1129 | 2015-11-02 21:28 | 日興上人 | Trackback | Comments(0)
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