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日蓮大聖人『御書』解説

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2015年 09月 13日

開目抄愚記 下四一


 第四十九段  折伏を行ずる利益を明かす

一 問うて云く摂受(しょうじゅ)

  此の下は三に料簡(りょうけん)、亦二あり。初めに折伏(しゃくぶく)の時に摂受を行ずる(とが)を明かし、次に「問うて云く」の下は折伏の時に折伏を行ずる(とく)を明かすなり。初めの文に(また)二あり。初めに経を引き、次に「建仁」の下は台密(たいみつ)二宗を破するなり。

一 涅槃(ねはん)経に云く等

  会疏(えしょ)三・五十二。「善男子」の下は在家、「能く戒を持ち浄行を守護すと雖も」の下は出家なり。

一 (ほう)(ねん)・大日等

  「大日」とは(のう)(にん)の事なり。釈書の二・五。

一 ()し能く挙処(こしょ)駈遣(くけん)し、呵責(かしゃく)せんは

  (まさ)()くの如くに点ずべし。上の文に例して知るべし。

 「挙処」というは、啓蒙(けいもう)三・十四に四義を出せり。

  一には謗者の住処を()げて折伏する義なり。

  二には動なりの(くん)を用い、追って(ところ)を去らしむる義なり。

  三には挙容の処を(とも)に駈遣すべし。

  四には罪を()げて処分する義なり云云。

  此等の諸義、皆(いま)分明(ふんみょう)ならず。今(いわ)く「挙処(こしょ)」とは即ち一切の処なり。謂く、謗者の所至の(ところ)、一(しょ)をも()らさず駈遣(くけん)し、呵責すべしとなり。弘決(ぐけつ)第七末六十三に云く「空の挙心は法界に非ざること無しと談ず」等云云。止随(しずい)七・五十八に云く「挙心とは一切心なり」と云云。(また)和訓には「(ところ)(こぞ)って」と読むべし。例せば「世を(こぞ)って・人を挙って・国を挙って・身を挙って」等の如し。此等の例文を持って今の意を(りょう)すべきなり。

                       つづく
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by johsei1129 | 2015-09-13 21:35 | 日寛上人 御書文段 | Trackback | Comments(0)
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