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日蓮大聖人『御書』解説

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2019年 11月 13日

大聖人が、法華経の御使いとして蒙古襲来への覚悟を弟子に示した書【蒙古事】

【蒙古事】
■出筆時期:弘安二年(1279年)八 月 六 日 五十八歳御作
■出筆場所:身延山中の草庵にて。
■出筆の経緯:本抄は従来「異体同心事」の後半部分として収録されておりましたが、二つの異なる御書が一つにまとめられたことが分かり、前半部分は「異体同心事」とし、後半の箇所は本書の「蒙古事」と名付けられております。
対告衆は、文中に弁阿闍梨日向上人の名が出てきており、また「さては各各としのころ・・・」という記載がありますので、信徒ではなく弟子に向けて著された書と推知致します。

内容も蒙古襲来の時期が迫って来たと記されるとともに、「我が国のほろびん事はあさましけれども、これだにもそら事になるならば・日本国の人人いよいよ法華経を謗して万人無間地獄に堕つべし」と、大胆に大聖人の本意を述べられておられることからも、弟子達に「蒙古襲来にあたって、法華経の御使いとしての覚悟」を明確に説いた手紙であると拝すことができます。
■ご真筆:現存しておりません。
[蒙古事 本文]  [英語版]

さては各各としのころ・いかんがとをぼしつる、もうこ(蒙古)の事すでにちかづきて候か。

我が国のほろ(亡)びん事はあさましけれども、これだにもそら(虚)事になるならば・日本国の人人いよいよ法華経を謗して万人無間地獄に堕つべし、

かれだにもつよ(強)るならば国はほろぶとも謗法はうすくなりなん。譬へば灸治(やいと)をしてやまいをいやし針治(はりたて)にて人をなをすがごとし、当時はなげくとも後は悦びなり。

日蓮は法華経の御使い、日本国の人人は大族王の一閻浮提の仏法を失いしがごとし、蒙古国は雪山(せっせん)の下王(げおう)のごとし天の御使として法華経の行者をあだむ人人を罰せらるるか。

又現身に改悔(かいげ)ををこしてあるならば、阿闍世王の仏に帰して白癩(びゃくらい)をや(治)め、四十年の寿(いのち)をのべ無根の信と申す位にのぼりて現身に無生忍をえたりしがごとし。恐恐謹言。

八 月 六 日               日 蓮 花 押

by johsei1129 | 2019-11-13 22:00 | 弟子・信徒その他への消息 | Trackback | Comments(0)
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