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日蓮大聖人『御書』解説

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2015年 08月 19日

善き弟子を持つ時んば師弟仏果に至り悪しき弟子をたくあひぬれば師弟地獄に落つと説いた【華果成就御書】

【華果成就御書】
■出筆時期:弘安元年四月 五十七歳御作。
■出筆場所:身延山中 草庵にて。
■出筆の経緯:本書は清澄時代の師・道善房の三回忌にあたり、同じく清澄時代の兄弟子で後に大聖人に帰依した浄顕房、義浄房に送られた消息文です。最初に道善房が亡くなった際、大聖人は師への報恩の意義を込めて「報恩抄」を著され浄顕房・義浄房に送られた。
その報恩抄を大聖人の願い通り「嵩が森にてよませ給いて候よし悦び入つて候」と、浄顕房・義浄房に感謝を述べられておられます。
さらに「日蓮、法華経の行者となつて善悪につけて日蓮房・日蓮房とうたはるる此の御恩さながら故師匠道善房の故にあらずや」とあらためて師への報恩を記されておられます。
■ご真筆:現存しておりません。

[華果成就御書 本文]

其の後なに事もうちたへ申し承わらず候。

さては建治の比・故道善房聖人のために二札かきつかはし奉り候を嵩が森にてよませ給いて候よし、悦び入つて候。
たとへば根ふかきときんば枝葉かれず、源に水あれば流かはかず、火はたきぎ・かくればたへぬ、草木は大地なくして生長する事あるべからず。

日蓮・法華経の行者となつて善悪につけて日蓮房・日蓮房とうたはるる、此の御恩さながら故師匠道善房の故にあらずや。日蓮は草木の如く師匠は大地の如し、彼の地涌の菩薩の上首四人にてまします、一名上行乃至四名安立行菩薩云云、末法には上行・出世し給はば安立行菩薩も出現せさせ給うべきか。

さればいねは華果成就すれども必ず米の精・大地にをさまる、故にひつぢ(再苗)おひいでて二度華果成就するなり。日蓮が法華経を弘むる功徳は必ず道善房の身に帰すべしあらたうとたうと、よき弟子をもつときんば師弟・仏果にいたり・あしき弟子をたくはひぬれば師弟・地獄にをつといへり、師弟相違せばなに事も成べからず委くは又又申すべく候、常にかたりあわせて出離生死して同心に霊山浄土にてうなづきかたり給へ。

経に云く「衆に三毒有ることを示し又邪見の相を現ず我が弟子是くの如く方便して衆生を度す」云云、前前申す如く御心得あるべく候、穴賢穴賢。

弘安元年戊寅卯月 日      日 蓮 花押
浄顕房
義浄房

by johsei1129 | 2015-08-19 21:53 | 弟子・信徒その他への消息 | Trackback | Comments(0)
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