人気ブログランキング |

日蓮大聖人『御書』解説

nichirengs.exblog.jp
ブログトップ
2015年 07月 16日

開目抄愚記 上三八

  二十五段 二乗の守護無きを疑う

一 (もろもろ)声聞(しょうもん)

 此の下は三に昔に対して(べん)ず、亦二と()す。初めに昔の弾呵(だんか)()げて、次に「而るに四十余年()」の下は今の授記を明かす。初めの文に亦五あり。初めに略して(だん)(しゃく)を示し、二に「例せば世尊」の下は例を引く、三に「此れを以て思う」の下は例に准じて意を()し、四に「五天・四海」の下は怨嫉(おんしつ)を明かし、五に「其の上、大」の下は供養を制止供養(くよう)を明かすなり。

一 (ぜん)四味(しみ)の経経等

  前に広く諸経を引いて弾呵(だんか)の相を明かすこと、当抄十二已下の如し。故に今略してこれを示すのみ。

一 例せば世尊等

  此の下、二に例を引くなり。(ごん)の義は不可なり。北本涅槃(ねはん)経十六六、()一の中三十、大論の二十六・二十二に云く「提婆(だいば)(だっ)()()(よう)(むさぼ)るが故に、()して天身の小児(しょうに)()り、阿闍(あじゃ)()(ほう)(ちゅう)に在り。王()の口を吹いて(つばき)を与え(すす)しむ。(ここ)を以ての故に嗽唾(そくだ)の人と名づく」

一 (これ)を以て思うに等文。

  此の下は三に例に准じて意を推す。(いわ)く、(あるい)は仏に限るの意もあるべしと云云。

一 今(もろもろ)の大声聞(しょうもん)

  此の「諸の大声聞」に、今三種を明かす。一には「(もと)外道(げどう)()羅門(らもん)」、即ち身子・目連(もくれん)等の如きは是れなり。二には「種姓高貴」、即ち阿難(あなん)羅云(らうん)等の如きはこれなり。三には「富福充満」、迦葉(かしょう)阿那(あな)(りつ)等の如きは是れなり。

一 ()(じき)(ふん)()文。

  五方の正色とは(しょう)(おう)(しゃく)(びゃく)(こく)なり。五間色とは()(こう)()(ろく)(へき)なり。「()(じき)」とは青・黒・木欄(もくらん)なり。具には法衣抄の如し。「糞衣」は糞掃(ふんぞう)()なり。亦(のう)()と云うなり。行事抄下一・二十二に「世人の()つる所にして、(また)任用無きの義は糞払に同じ」と云云。(あるい)は牛の()、或は(ねずみ)()、或は火に焼け、或は月水、或は産婦、或は死人を(つつ)む等の衣は世人の皆()つる所にして、(また)任用すること無きなり。

一 五天・四海等

  此の下は四に怨嫉(おんしつ)を明かすなり。而して仏を()げて弟子を況すなり。

一 ()(おう)の大難

  諸文に散在す。中に於ても大論及び興起(こうき)(ぎょう)(きょう)分明(ふんみょう)なり。

  一には孫陀(そんだ)()(そしり)、二には旃遮女(せんしゃにょ)が謗、三には提婆(だいば)推山(すいざん)、四には(ほう)(ぼく)()(きゃく)、五には瑠璃(るり)殺釈(せっしゃく)、六には()()()(みゃく)、七には冷風(りょうふう)背痛(はいつう)、八には六年苦行、九には乞食(こつじき)(くう)(はつ)

  其の外、(げん)(かん)、熱を(わずら)(しゃ)()(ばつ)(そしり)、骨節痛等云云。其の往因、(まぬか)れざることを知らんと欲せば、(つぶさ)に林の七十三・三已下、竹難三・十四、甫註八・三に興起行経を引くが如し云云。また勝密()(きょう)西域(さいいき)九・八。

               つづく
開目抄愚記 上 目次



by johsei1129 | 2015-07-16 22:37 | 日寛上人 御書文段 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://nichirengs.exblog.jp/tb/24255685
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


<< 観心本尊抄文段 上 目次      観心本尊抄文段 上十三  一た... >>