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日蓮大聖人『御書』解説

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2015年 06月 27日

法華経のかたをあだむ人人は、剣をのみ火を手ににぎるなるべし、と説いた【窪尼御前御返事】

窪尼御前御返事(虚御教書)】
■出筆時期:弘安三年(西暦1280)五月三日 五十九歳御作。
■出筆場所:身延山中 草庵にて。
■出筆の経緯:本抄は日興上人のおばにあたる窪尼御前御が、5月5日の節句の祝いでチマキ等のご供養の品を携えて大聖人のもとに見参されたことへの返書となっております。内容は前年の九月に勃発した「熱原の法難」は、執権北条時宗の許しを得ずに、「そらみげうそ(虚御教書)」を平左衛門尉が発したものだ断じ、「日蓮はいやしけれども、経は梵天・帝釈・日月・四天・天照太神・八幡大菩薩のまほらせ給う御経なれば、法華経のかたをあだむ人人は、剣をのみ火を手ににぎるなるべし」と記し、法華経の信者を仇にする者には必ず仏罰が下るであろうと断言し、法華経信仰を貫く窪尼御前を「たうとく候ぞたうとく候ぞ」と称えられております。
■ご真筆: 保田妙法寺 一部所蔵
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[真筆(第二紙)本文:なつの日ながし、山はふかく~さきもそら事なり]

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[真筆(第四紙)本文:うへにそしらば、いかんがと~三度までつくりて候しぞ。これにつけても]

[窪尼御前御返事(虚御教書) 本文]

  粽五把・笋十本・千日ひとつつ給い畢んぬ。いつもの事に候へども・ながあめふりてなつの日ながし、山はふかく、みちしげければ、ふみわくる人も候はぬに、ほととぎすにつけての御ひとこへありがたし、ありがたし。

 さてはあつわらの事こんどをもつて、をぼしめせ、さきもそら事なり。かうのとのは人のいゐしに、つけて、くはしくもたづねずして、此の御房をながしける事あさましと、をぼしてゆるさせ給いてののちは、させるとがもなくてはいかんが又あだせらるべき。すへの人人の法華経の心にはあだめども、うへにそしらば、いかんがと、をもひて事にかづけて、人をあだむほどに、かへりてさきざきのそら事のあらわれ候ぞ。

 これはそらみげうそ(虚御教書)と申す事は、みぬさきよりすいして候。さどの国にてもそらみげうそ(虚御教書)を三度までつくりて候しぞ。これにつけても上と国との御ためあはれなり。

 木のしたなるむしの木をくらひたうし、師子の中のむしの師子を食らいうしなふやうに守殿の御をんにて、すぐる人人が守殿の御威をかりて一切の人人ををどし、なやまし・わづらはし候うへ。

 上の仰せとて法華経を失いて国もやぶれ主をも失うて、返つて各各が身をほろぼさんあさましさよ。

日蓮はいやしけれども、経は梵天・帝釈・日月・四天・天照太神・八幡大菩薩のまほらせ給う御経なれば、法華経のかたをあだむ人人は、剣をのみ火を手ににぎるなるべし。

これにつけても・いよいよ御信用のまさらせ給う事、たうとく候ぞたうとく候ぞ。

五月三日       日 蓮 花押
窪尼御返事

by johsei1129 | 2015-06-27 23:07 | 弟子・信徒その他への消息 | Trackback | Comments(0)
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