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日蓮大聖人『御書』解説

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2015年 01月 21日

本因本果を弁じて是を当体蓮華と名づく 【当流行事抄】寿量品篇十二


五には謂わく、是れ久遠元初の種家(しゅけ)の本因本果を明かすなり、久遠元初は(つぶさ)に前釈の如きなり。「釈尊凡夫の御時」は名字即下種の位なり、「知」は()わく能証の智、「我が身」等とは是れ所証の境なり。天台釈して云わく「境智和合する(とき)因果有り、境を照らすこと未だ(きわ)まらざるを因と名づけ(みなもと)を尽くすを果と為す」云云。当に知るべし、境智和合の始めを名づけて因と為す、故に照境(しょうきょう)未窮(みぐ)()()と云い、境智和合の終りを名づけて果と為す故に尽源(じんげん)為果(いか)と云うなり、是れ則ち刹那(せつな)始終一念の因果なり。

問う、玄文第七に脱家(だっけ)の本因妙を明かすに即ち四妙を具す、所謂(いわゆる)境智行位なり。今種家の本因妙も(また)四妙を()するや。

 答う、実に所問の如く四妙を具するなり。()わく、釈尊凡夫の御時は即ち是れ位妙なり、知は即ち智妙なり、我が身等は境妙なり、境智合する(とき)()の中に在り、此くの如き四妙は即ち種家の本因妙なり、即座開悟は即ち種家の本果妙なり。 
 又()の因果は即ち是れ本門の当体蓮華なり、釈尊凡夫の御時は即ち当体を示すなり、種家の因果(あに)蓮華に非ずや。玄一に釈して云わく「即ち因果を(べん)じて是を蓮華と名づく」云云。
 宗祖云わく「釈尊久遠塵点の
当初(そのかみ)此の妙法当体蓮華を証得す」とは是れなり。


             我が身は「地水火風空」と知るは成仏の種子なり につづく


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by johsei1129 | 2015-01-21 16:21 | 日寛上人 六巻抄 | Trackback | Comments(0)
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