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日蓮大聖人『御書』解説

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2014年 12月 28日

三大秘法の「時」と「国」を知る 【依義判文抄】二二


 第三に時を知る
とは、今末法に入り一切の仏法悉く皆(めつ)(じん)す。故に大集経に「(ごの)五百歳白法(びゃくほう)隠没(おんもつ)と云うなり。正に()の時に当たりて三大秘法広宣流布す、故に薬王品に「(ごの)五百歳広宣流布」と説くなり、宗祖云わく(ごの)五百歳に一切の仏法滅する時、上行菩薩に妙法蓮華経の五字を持たしめ、謗法一闡提(いっせんだい)(やから)白癩病(びゃくらいびょう)の良薬と為す」云云。(つぶ)さには撰時抄の如し。此くの如く知るを則ち(これ)時を知ると謂うなり。

第四に国を知るとは、通じて之を論ずれば法華有縁(うえん)の国なり、別して之を論ずれば本門の三大秘法広宣流布の根本の妙国なり。
 日本の名に
(しばら)く三意有り。
 一には
(しょ)()の法を表わして日本と名づくるなり。謂わく、日は是れ(のう)()本は是れ(しょ)()法譬倶(ほっぴとも)に挙げて日本と名づくるなり。経(薬王品)に云わく「又(にっ)天子(てんし)()(もろもろ)の闇を除くが如し」云云。

宗祖云わく「日蓮云わく、日は本門に(たと)うるなり」云云。日は文底独一本門に譬うるなり、四条抄に「名の目出度(めでた)きは日本第一」と云う是れなり云云。

二に(のう)()の人を表わして日本と名づくるなり。謂わく、日蓮の本国の故なり。

故に顕仏未来記に云わく「天竺(てんじく)・漢土に亦法華経の行者之有るか如何。答えて云わく、四天下(てんげ)の中に全く二の日無し、四海の内(あに)両主有らんや」云云。故に知んぬ、此の国は日蓮の本国なり云云。

三には本門流布(るふ)の根本を表して日本と名づくるなり。謂わく、日は(すなわ)ち文底独一の本門三大秘法なり、本は即ち此の秘法広宣流布の根本なり、故に日本と云うなり。(まさ)に知るべし、月は西より東に向う、日は東より西に入る、之を思い合わすべし。(しか)れば則ち日本国は本因妙の教主日蓮大聖の本国にして本門の三大秘法広宣流布の根本の妙国なり。

問う、()(しか)らば蓮祖出世の後、(まさ)に日本と名づくべし、何ぞ開闢(かいびゃく)已来(いらい)日本国と名づくるや。

答う、是れ(れい)(ずい)感通(かんつう)嘉名(かめい)早く立つる故なり、例せば不害国の名の如し。記の一末に云わく「摩訶提(まかだ)此に不害と云う。(こう)(しょ)より已来(いらい)刑殺無き故なり、阿闍世に至りて指を()るを刑と()す、後自ら指を()痛し、(また)此の刑を()む。仏(まさ)に其の地に生まるべき故に吉兆(きっちょう)(あらかじ)(あら)わる、所以(ゆえ)に先ず不害国の名を置く」等云云。
 今
(また)是くの如し。蓮祖当に此の国に生まれ独一本門の妙法を弘通(ぐつう)すべき故に吉兆預め彰わる。所以に先より日本国の名を置くなり、彼此(ひし)異なりと雖も其の(おもむき)是れ同じきなり、(あに)之を信ぜざるべけんや。此くの如く知るを(すなわ)(これ)国を知ると()うなり。


    三大秘法の「教法流布の先後」を知る につづく


依義判文抄 目次 六巻抄 目次



by johsei1129 | 2014-12-28 21:55 | 日寛上人 六巻抄 | Trackback | Comments(0)
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