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日蓮大聖人『御書』解説

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2014年 12月 27日

寛師、本門の本尊の相貌を説く 【依義判文抄】十七


 問う、大師は
(ただ)結要付嘱と云って本尊付嘱と云わず、故に宗門の先哲(いま)(かつ)(しか)云わず、若し誠証(じょうしょう)無くんば誰か之を信ずべけんや。

答う、内鑑(ないがん)冷然(れいねん)(しか)も末法に(ゆず)るが故に(あら)わに之を言わず、今(すで)に末法なり、何ぞ像法に同ぜんや。今明文を引いて(ほぼ)之を示すべし。

本尊抄に云わく「此の本門の肝心南無妙法蓮華経の五字に於ては仏(なお)文殊等にも之を付嘱せず、(ただ)地涌千界を()して之を付嘱す、其の本尊の(てい)、本時の娑婆(しゃば)の上に宝塔(くう)()し、塔中(たっちゅう)の妙法蓮華経の左右には釈迦牟尼仏・多宝仏、釈尊の脇士(きょうじ)には上行等の四菩薩」云云。此の文分明なり。応に知るべし「其の本尊の為体(ていたらく)とは即ち是れ上の「本門の肝心南無妙法蓮華経の五字」を指して「其の本尊」と言うなり、
 新池抄外の十二-二十七に云わく「今此の御本尊は五百(ごひゃく)塵点劫(じんてんごう)より心中に納めさせ給い、世に出現せさせ給いても四十余年、其の後迹門()せ過ぎて宝塔品より(こと)起こり、寿量品に説き顕わし、神力(じんりき)(ぞく)(るい)(こと)(きわ)まりて候いしぞかし乃至上行菩薩等を涌出品(ゆじゅつほん)に召し出ださせ給いて法華経の本門の肝心たる妙法蓮華経の五字を譲らせ給う」云云。之を思い合わすべし云云。
 当に知るべし、其の本尊の
為体(ていたらく)とは(しばら)く是れ今日(こんにち)迹中脱益の儀式なり。(しか)妙楽の曰く「若し迹を借らずんば何ぞ()く本を()らん」云云。又云わく「脱は現に在りと雖も(つぶさ)本種を()と云云。

 本門の戒壇の建立を勧奨 につづく

依義判文抄 目次
六巻抄 目次



by johsei1129 | 2014-12-27 15:52 | 日寛上人 六巻抄 | Trackback | Comments(0)
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