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日蓮大聖人『御書』解説

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2014年 12月 27日

三大秘法は無作三身なり 【依義判文抄】十五


 第六に寿量品の「
一心(いっしん)(よっ)(けん)(ぶつ)等の文


寿量品に云わく「一心に仏を見んと(ほっ)して自ら身命を惜しまず、時に我及び(しゅ)(そう)(とも)(りょう)鷲山(じゅせん)()ず」云云。

此の文に三大秘法分明なり。所謂(いわゆる)初めの二句は本門の題目なり、時我及衆僧等は即ち本門の本尊なり、「霊鷲山」と言うは即ち是れ本門の戒壇なり云云。初めの二句の中に「一心欲見仏」とは即ち是れ信心なり、「不自(ふじ)(しゃく)身命(しんみょう)とは即ち唱題の修行なり。此れに自行化他有り、倶に是れ唱題なり。
 三大秘法抄に云わく「今日蓮が唱うる所の題目は前代に異なり自行化他に
(わた)りて南無妙法蓮華経なり、名体宗用教の五重玄の五字なり」云云。

問う、録外二十五に云わく「自我偈(じがげ)に云わく一心欲見仏不自惜身命と云云、日蓮が己心の仏果を此の文に依って顕わすなり、其の故は寿量品の事の一念三千、三大秘法を成就せる事此の文なり、秘すべし、秘すべし」云云。(すで)に此の文を引いて三大秘法等と云う、如何(いかん)(ただ)本門の題目と云うや。

答う、此の文は即ち是れ本門の題目なり、(しかる)所引(しょいん)の文の中に三大秘法と云うは是れ三大秘法総在の本尊に約する故に、事の一念三千の三大秘法と云うなり、例せば「()(だい)良薬(ろうやく)色香(しきこう)美味(みみ)の文の如し云云。
 「日蓮が己心の仏果」等とは即ち是れ事の一念三千の三大秘法総在の本尊なり。此の本尊は本門の題目に
()って顕わる、故に「此の文に依って顕わす」等と釈し給えるなり、「事の一念三千の三大秘法」とは日蓮が己心の仏果、久遠(くおん)元初(がんじょ)自受用(じじゅゆう)(ほう)(しん)(ほう)(ちゅう)(ろん)(さん)無作(むさ)(さん)(じん)を成就せる事、(ただ)是れ本門の題目なり。故に「此の文」と云うなり。
 一念三千は即ち
自受(じじゅ)(ゆう)(しん)なり、三大秘法は無作三身なり云云。
 「
時我(じが)(ぎゅう)(しゅ)(ぞう)等は即ち是れ本門の本尊なり。
 御義口伝に曰く「此の文は本門事の一念三千の明文なり、御本尊は此の文を顕わし出で玉うなり、時とは末法第五の時なり、我とは釈尊、及は菩薩、衆僧は二乗、()は六道なり、出とは霊山浄土に列出(れっしゅつ)するなり」云云。
 「霊鷲山」とは即ち是れ本門の戒壇なり。故に御義口伝に又云わく「霊山とは御本尊並びに日蓮等の
(たぐい)、南無妙法蓮華経と唱え奉る者の住処を説くなり」云云。板本(はんぽん)の「利出」の「利」の字、(まさ)に「列」の字に作るべし、「御本尊也」の「也」の字、応に「並」の字に作るべし云云。
 録外十八-十三(法華宗内証仏法血脈(けちみゃく)に云わく「法華経
所坐(しょざ)の処、行者所住の処、皆是れ寂光(じゃっこう)なり」等云云。之を思い合わすべし。

      地涌の菩薩、本門の本尊を付属せらる につづく

依義判文抄 目次

六巻抄 目次



by johsei1129 | 2014-12-27 13:20 | 日寛上人 六巻抄 | Trackback | Comments(0)
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