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日蓮大聖人『御書』解説

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2014年 12月 26日

発迹顕本を説きあかす【依義判文抄】十三


 問う、有る人云わく「名体宗用教は序品より起こる故に迹門の五重玄なり、今本門の是好良薬を迹門の名体宗用教と判ず。故に
本迹(ほんじゃく)一致なり」云云。此の義如何(いかん)

答う、彼の義の如くんば則ち迹門には永く約説の次第なく、本門にも(また)約行の次第無きなり云云。

難じて云わく、若し爾らば天台何ぞ玄文の中に於て(ただ)約行の次第を以て並びに迹本二門の五重玄を明かすや是一。
 妙楽云わく「迹を以て本に例す」云云。又云わく「迹を借らずんば何ぞ
()く本を()らん」云云。今迹を以て本に例し、迹を借りて本を識る、(あに)本門の約行の次第無かるべけんや是二。
 況や
(また)序品は並びに迹本を表わす。故に記の三上-二十一に曰く「近は則ち迹を表わし遠は本を表わす」云云。能表(のうひょう)既に是れ約行の次第なり、所表(しょひょうて)の本門(あに)約行無ならんや是三。
 況や復迹門の開示悟入は
(まさ)しく是れ約行なり。故に玄の一に曰わく「開示悟入(また)次第す」云云。然るに顕本して後は即ち本門の開示悟入と成る、故に記の八に云わく「開示悟入は是れ迹の要なりと雖も若し顕本し(おわ)れば即ち本の要と成る」云云。本門の約行豈分明なるに非ずや是四。
 記の第一に云く「本地の総別は諸説に超過す、迹中の三一は功一
()に高し」云云。道暹(どうせん)曰く「一は(すなわ)ち前の十四品に超え、二は則ち一代の教門に超ゆ」云云、迹本二門五重玄の勝劣文に在りて分明(ふんみょう)なり、何ぞ本迹一致と云わんや是五。


                   三大秘法は宝山と説く につづく


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by johsei1129 | 2014-12-26 22:26 | 日寛上人 六巻抄 | Trackback | Comments(0)
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