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日蓮大聖人『御書』解説

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2014年 12月 23日

勇猛精進の文に三大秘法あり【依義判文抄】八


 問う、勇猛精進を題目と為す意
如何(いかん)

答う、本門の題目に即ち二意を具す、所謂(いわゆる)信心・唱題なり。(まさ)に知るべし、勇猛精進は即ち是れ信心唱題の故に本門の題目と為すなり。中に於て勇猛は是れ信心なり。故に釈に云く、(いさ)んで為すを勇と曰い、智を(つく)すを猛と曰う云云。故に勇敢にして信力を励み竭すを勇猛と名づくるなり、精進は即ち是れ唱題の行なり、故に釈して云く「無雑の故に精、無間の故に進」と云云。
 宗祖云わく「専ら題目を持って余文を
(まじ)えず」云云。又云く「此の妙法に余事を雑えば由々(ゆゆ)()僻事(ひがごと)なり」云云。
 記の三下六十五に云わく「勇猛精進とは二意有り、一には
()(しん)在ること有り、二には身心(とも)に勤む」等云云。応に知るべし「期心有在」は即ち信心なり、若し本尊を信ぜざる(とき)期心在ること無し、虚空(こくう)()るに期心在ること無きが如し、若し()く本尊を信ずる則は期心在ること有り、若し(まと)を射る則は期心在ること有るが如し、故に是れ信心なり。「身心倶に勤むる」は即ち唱題なり、宗祖云わく「日蓮が弟子等此の(とが)(まぬか)れんと欲せば薬王・楽法の如く(ひじ)を焼き皮を()ぎ、雪山・国王の如く身を投げ心を仕えよ、若し然らずんば(へん)(しん)に汗を流せ、若し(しか)らずんば珍宝を以て仏前に積め、若し爾らずんば奴婢(ぬひ)()って持者に仕え奉れ、若し爾らずんば」等云云。

(しょ)八ー四十一に(まさ)しく当文を釈して云わく「是則勇猛の下は能く持ち難きを持てば、即ち勝行と成ることを明かす」云云。 応に知るべし「能持難持」は即ち信心なり、「即成勝行」(あに)唱題に非ずや。「是名持戒」は即ち戒壇とは文の九ー八十一に云わく「教を持つは即ち是れ第一義戒なり」と云云。宗祖此の文を釈して曰く(ただ)此の経を信ずるは即ち是れ持戒なり」等云云。

大文の第二に「能於(のうお)来世(らいせ)読持(どくじ)()(きょう)とは即ち本門の題目なり。「能於来世」は即ち是れ末法なり、「読」は是れ唱題・「持」は是れ信心なり、(ただ)本門の本尊を信じて余事を(まじ)えずして之を唱うる故に「能」と云うなり。

大文の第三に「()(しん)仏子(ぶっし)(じゅう)(じゅん)(ぜん)地」とは即ち本門の戒壇なり。(およ)そ戒は防止を以て義と為す、非を防ぐが故に「淳」なり、悪を止むるが故に「善」なり、豈本門の戒壇に非ずや。今は並びに()に約す、前文と同じからざるなり。学生式(がくしょうしき)の第五に曰く「虚空(こくう)不動戒、虚空不動定、虚空不動()、三学(とも)に伝うるを名づけて妙法と曰う、故に見宝塔品に云わく、此経難持乃至住淳善地」と云云。之を思い合わすべし。

大良薬の三大秘法を説き明かす につづく

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by johsei1129 | 2014-12-23 15:53 | 日寛上人 六巻抄 | Trackback | Comments(0)
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