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日蓮大聖人『御書』解説

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2014年 12月 21日

本門の戒壇建立の明文を説く 【依義判文抄】五


 第二に法師品の在々処々等の文

法師品に云わく「薬王、在々処々に若しは説き、若しは読み、若しは(じゅ)し、若しは書き、若しは経巻所住の処には皆(まさ)に塔を起つべし」等云云。
 応に知るべし、「若しは説き、若しは読み」等は本門の題目なり、「若しは経巻」とは即ち本門の本尊なり、「所住の処、皆応に塔を起つべし」とは本門の戒壇なり、中に於て「所住の処」は義の戒壇なり、「皆応に塔を起つべし」とは事の戒壇なり。

問う、五種の妙行は応に広略に(わた)るべし、何ぞ題目と云うや。

答う、修禅寺の決の中に(なお)一字五種の妙行を明かす、(いわん)や要法五種の妙行をや。御義口伝上に若説若此経の文を釈して云わく「此経とは題目なり」云々、今文に准知せよ云云。

問う、若し経巻とは応に是れ黄巻(おうがん)朱軸(しゅじく)の経巻なるべし、何ぞ本門の本尊と云うや。

答う、今は末法に約して経文を(しょう)する故に。況や(また)本尊問答抄に(まさ)此の文を引いて「末代悪世の衆生は法華経の題目を以て本尊と為すべし」等云云

問う、(ただ)皆応に塔を起つべし」と云う、何ぞ必ずしも本門の戒壇ならんや。

答う、(およ)そ戒定慧は仏家の軌則なり、是の故に須臾(しゅゆ)(あい)離るべからず。(しか)るに「若説」等は本門の題目、虚空(こくう)不動慧なり。「若経巻」は本門の本尊、虚空不動定なり。定慧(すで)に明らかなり、(あに)虚空不動戒を欠くべけんや。故に知んぬ、「皆応起塔」は本門の戒壇なり。

所以(ゆえ)三位(さんみ)日順の心底抄(しんていしょう)に云わく「行者(すで)に出現し久成の定慧広宣流布す、本門の戒壇豈其れ建てざらんや」云云。


 本門の戒壇の相貌を説く  につづく

依義判文抄 目次
六巻抄 目次


by johsei1129 | 2014-12-21 16:17 | 日寛上人 六巻抄 | Trackback | Comments(0)
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