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日蓮大聖人『御書』解説

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2014年 11月 21日

人の本尊を説き明かす二【文底秘沈抄第二】本門の本尊篇

 
 今先ず現証を引き、次に文証を引かん。
 初めに現証とは、開目抄下に云く「日蓮と云いし者は()ぬる文永八年九月十二日()(うし)の時(くび)()ねられぬ、此れは魂魄(こんぱく)佐渡の国に至りて」等云云。上野抄()五に云く「三世諸仏の成道は()(うし)の終り(とら)(きざみ)の成道なり」云云。房州日我の本尊抄見聞に云わく「開目抄の(こころ)凡夫(ぼんぷ)魂魄ず、久遠(くおん)名字本仏魂魄り」云云四条金吾抄外の二に云く「娑婆(しゃば)世界の中には日本国、日本国の中には相模(さがみ)の国、相模の国の中には片瀬、片瀬の中には(たつの)(くち)に日蓮が命を留め置く事は法華経の御故なれば寂光土(じゃっこうど)とも云うべきか」云云。寂光(あに)自受用土に非ずや、故に知んぬ、佐州已後に蓮祖は即ち是れ久遠元初の自受用身なり、(むし)ろ現証分明(ふんみょう)なるに非ずや。()



註解

〇開目抄下に云はく、とは竜の口の頸の座のこと。この子丑の時に大聖人が上行菩薩としての仮の姿を払い、末法の御本仏の姿を顕された。

〇子丑の時とは、子の時から丑の時まで(午後十一時から翌午前3時)までのこと。

〇寅の刻とは、現在の午前4時ごろ、またはその前後の約2時間。

〇日我。永正5年(1508)~天正14年(1586)。保田妙本寺・小泉久遠寺の第14代。日向(ひゅうが)佐土原れ。6歳までは()都丸(とまる)26歳までは要賢房と名のった。八品(はっぽん)師事教義が「見聞教義破折てい天文4年(1535)、房州の太守里見義尭と宗旨についての問答((ぎょう)()問答15年(1546)には小泉久遠寺の再興を今川家の重臣朝比奈観徳に願い出ている。著書に「観心本尊抄見聞」をはじめとする各抄見聞、「法華経大意」「化儀秘訣」などがある。

〇四条金吾 小説上31を参照。

        人の本尊を説き明かす三 につづく


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六巻抄 目次




by johsei1129 | 2014-11-21 23:06 | 日寛上人 六巻抄 | Trackback | Comments(0)
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