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日蓮大聖人『御書』解説

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2014年 09月 06日

日興上人が、先師日蓮の門下が厳守すべきと記した二十六ヶ条の遺言【日興遺誡置文】その五

[日興遺誡置文 本文]その五

一、衣の墨・黒くすべからざる事。
[四菩薩造立抄]に下記の御文があり、当時日蓮大聖人は白小袖・薄墨染衣・同色の袈裟を法衣として身に着けていたことがわかります。
白小袖一・薄墨染衣一・同色の袈裟一帖・鵞目一貫文給び候、今に始めざる御志言を以て宣べがたし何れの日を期してか対面を遂げ心中の朦朧を申し披や」

一、直綴を着す可からざる事。
※注(直綴) :上衣の役目をもつ褊衫と下衣の役目をもつ裙をつづり合わせて作った僧衣。

上記の二条項で日興上人は門下の弟子(僧)に対し、先師日蓮同様、身繕いは質素を旨とすべきであると戒めている。
大聖人は普段雑泥色(現在の薄墨色)の単衣を身につけていたと云う。これは釈尊及び当時の弟子ら求道者が、『糞掃衣(ふんぞうえ):ボロ布を洗ってつづり合わせて作った衣』をまとっていた精神を継承していることを意味している。現代の派手な僧衣をまとって自らを飾っている僧侶は、既に仏となって衆生を救済しようとする求道者の道から、遥かに遠のいている位置に存在していると言わざるえない。

一、謗法と同座す可からず与同罪を恐る可き事。

一、謗法の供養を請く可からざる事。

一、刀杖等に於ては仏法守護の為に之を許す。
但し出仕の時節は帯す可からざるか、若し其れ大衆等に於ては之を許す可きかの事。


一、若輩為りと雖も高位の檀那自り末座に居る可からざる事。

一、先師の如く予が化儀も聖僧為る可し。但し時の貫首或は習学の仁に於ては設い一旦の妖犯有りと雖も衆徒に差置く可き事。

一、巧於難問答の行者に於ては先師の如く賞翫す可き事。

右の条目大略此くの如し、万年救護の為に二十六箇条を置く。後代の学侶敢て疑惑を生ずる事勿れ。此の内一箇条に於ても犯す者は日興が末流に有る可からず。仍つて定むる所の条条件の如し。

元弘三年癸酉正月十三日  日 興 花押


[日興遺誡置文 本文] 完。


by johsei1129 | 2014-09-06 00:09 | 日興上人 | Trackback | Comments(0)
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