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日蓮大聖人『御書』解説

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2019年 11月 04日

末法の本仏の立場で法華経一部二十八品を直弟子日興上人に口伝した書【御義口伝 上】一

【御義口伝 上(おんぎくでん じょう)】
■出筆時期:弘安元年一月一日(西暦1278年)  五十七歳、直弟子日興上人に口伝(出筆日興)
■出筆場所:身延山 草庵にて
■出筆の経緯:妙法蓮華経一部二十八品を末法の本仏の立場で直弟子日興上人に口伝にて解き明かし、その口伝を日興が書き記し最後に大聖人の裁可を得て「御義口伝」として取りまとめた御書。
上下二巻の構成で、上巻は妙法蓮華経序品第一から従地湧出品第十五まで、下巻は如来寿量品十六から普賢菩薩勧発品第二十八までの合わせて二百二十九箇の大事が説かれている。
■ご真筆: 存在しない。古写本:(上巻)大石寺所蔵、(下巻)京都要法寺所蔵。
■注法華経:御義口伝講義の基となった、法華経八巻+無量義経(開教)・仏説観普賢菩薩行法経(結経)二巻に、日蓮大聖人が自ら注釈を書き込んだ注釈書。全2107章に及びその内3章は日興上人筆と思われます。静岡県 玉沢妙法華寺完存(国重要文化財)
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[御義口伝 上 本文]その一

日蓮所言法華経一部合して二百二十九箇条

南無妙法蓮華経
御義口伝に云く南無とは梵語なり此には帰命と云う、人法之れ有り人とは釈尊に帰命し奉るなり法とは法華経に帰命し奉るなり又帰と云うは迹門不変真如の理に帰するなり命とは本門随縁真如の智に命(もとず)くなり帰命とは南無妙法蓮華経是なり、釈に云く随縁不変・一念寂照と、又帰とは我等が色法なり命とは我等が心法なり色心不二なるを一極と云うなり。
 釈に云く一極に帰せしむ故に仏乗と云うと。
又云く、南無妙法蓮華経の南無とは梵語・妙法蓮華経は漢語なり梵漢共時に南無妙法蓮華経と云うなり。
又云く梵語には薩達磨・芬陀梨伽・蘇多覧と云う此には妙法蓮華経と云うなり、薩は妙なり、達磨は法なり、芬陀梨伽は蓮華なり蘇多覧は経なり。
 九字は九尊の仏体なり九界即仏界の表示なり、妙とは法性なり、法とは無明なり、無明法性一体なるを妙法と云うなり。
蓮華とは因果の二法なり、是又因果一体なり、経とは一切衆生の言語音声を経と云うなり。
 釈に云く声仏事を為す之を名けて経と為すと、或は三世常恒(じょうごう)なるを経と云うなり、法界は妙法なり法界は蓮華なり法界は経なり蓮華とは八葉九尊の仏体なり能く能く之を思うべし。

 伝に云く、
序品七箇の大事  方便品八箇の大事  譬喩品九箇の大事
信解品六箇の大事  薬草喩品五箇の大事  授記品四箇の大事
化城喩品七箇の大事  五百品三箇の大事  人記品二箇の大事
法師品十六箇の大事  宝塔品二十箇の大事  提婆品八箇の大事
勧持品十三箇の大事  安楽行品五箇の大事  涌出品一箇の大事
寿量品二十七箇の大事  分別功徳品三箇の大事  随喜品二箇の大事
法師功徳品四箇の大事  不軽品三十箇の大事  神力品八箇の大事
嘱累品三箇の大事  薬王品六箇の大事  妙音品三箇の大事
普門品五箇の大事  陀羅尼品六箇の大事  厳王品三箇の大事
普賢品六箇の大事  無量義経六箇の大事  普賢経五箇の大事
已上二百三十一箇条也 此の外に別伝之有り具さに之を記し訖ぬ。

[御義口伝 上 本文]その二に続く





by johsei1129 | 2019-11-04 11:42 | 御義口伝 | Trackback | Comments(0)
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