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日蓮大聖人『御書』解説

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2014年 06月 13日

日蓮大聖人が法華経神力品で、末法での法華経流布の付属を受けたことを示した【上行菩薩結要付属口伝】三

[上行菩薩結要付属口伝]その三

結要付属の事
結要勧持四
 初に称歎付属・爾時仏告 猶不能尽
  二に結要付属・以要言之 宣示顕説
 三に正勧付属・是故汝等 起塔供養
 四に釈勧付属・所以者何 而般涅槃

疏の十に云く「爾時仏告上行の下は是れ第三に結要付属なり」と云云、又云く「結要に四句有り、一切法とは一切皆是れ仏法なり此は一切皆妙名を結するなり・一切力とは通達無礙にして八自在を具す此れは妙用を結するなり・一切秘蔵とは一切処に遍して皆是れ実相なり・此れは妙体を結するなり・一切深事とは因果は是れ深事なり此は妙宗を結するなり、皆於此経宣示顕説とは総じて一経を結する唯四ならくのみ其枢柄を撮つて之を授与す」と云云、記に云く「結要有四句とは本迹二門に各宗用有り二門の体は両処殊ならず」と云云輔正記に云く付属とは此の経は唯下方涌出の菩薩に付す何を以ての故に爾る・法是れ久成の法なるに由るが故に久成の人に付す云云。

属累品の文段に二有
■ 初に付属に三
一 如来の付属--- 一 正く付属
二 付属を釈す
三 付属を誡む余の深法の中の下なり
二 菩薩の領受
三 事畢て唱散す  
  ■次に時衆の歓喜--- 説是語時の下三行余

大集経の五箇五百歳とは
 第一の五百歳 解脱堅固
 第二の五百歳 禅定堅固
 第三の五百歳 読誦多聞堅固
  第四の五百歳 多造塔寺堅固
  第五の五百歳 闘諍堅固

  夫れ仏滅度の後二月十六日より正法なり、迦葉・仏の付属を請け次に阿難尊者・次に商那和修・次に優婆だっ多・次に提多迦・此の五人・各各二十年にして一百年なり、其の間は但小乗経の法門のみ弘通して諸大乗経を名字もなし何に況や法華経をや、次に弥遮迦・仏陀難陀・仏駄密多・脇比丘・富那奢等・の五人は五百年の間・大乗の法門少少出来すと雖も取立てて弘通せず但小乗経を正と為す・已上大集経の前の五百年解脱堅固に当れり、正法の後の五百年には馬鳴・竜樹乃至師子等の十余人の人人始には外道の家に入り次には小乗経を極め後には諸大乗経を以て散散に小乗経等を破失しき、然りと雖も権大乗と法華経との勝劣未だ分明ならず浅深を書かせ給いしかども本迹の十妙・二乗作仏・久遠実成・已今当等・百界千如・一念三千の法門をば名をも書き給わず此大集経の禅定堅固に当れり、次に像法に入つては天竺は皆権実雑乱して地獄に堕する者数百人ありき、像法に入つて一百余年の間は漢土の道士と月氏の仏法と諍論未だ事定らざる故に仏法を信ずる心未だ深からずまして権実を分くる事なし、摩騰竺法蘭は自は知りて而も大小を分たず・権実までは思いもよらず、其の後・魏・晋・宋・斉・梁の五代の間・漸く仏法の中に大小・権実・顕密を諍いし程に何れをも道理とも聞えず南三・北七の十流・我意に仏法を弘む、爾れども大に分つに一切経の中には一には華厳・二には涅槃・三には法華と云云、爾れども像法の始の四百年に当つて天台大師震旦に出現して南北の邪義・一一に之を破し畢んぬ、此大集経の多聞堅固の時に当れり、像法の後の五百年には三論・法相乃至真言等を各三蔵将来す、像法に入つて四百余年あつて日本国へ百済国より一切経並に釈尊の木像僧尼等を渡す梁の末・陳の始めに相当る日本国には神武天皇より第三十代欽明天皇の御宇なり、像法の後の五百年に三論・法相等の六宗・面面の異義あり爾れども各邪義なり、像法八百年に相当つて伝教大師日本に出でて彼の六宗の義を皆責め伏せ給えりと云云、伝教已後には東寺・園城寺等の諸寺日本一同に云く「真言宗は天台宗に勝れたり」と云云、此大集経の多造塔寺堅固の時なり今末法に入つて仏滅後二千二百二十余年に当りて聖人出世す是は大集経の闘諍言訟・白法隠没の時なり云云、夫れ釈迦の御出世は住劫第九の減人寿百歳の時なり百歳と十歳との中間は在世は五十年・滅後は正像二千年と末法一万年となり、其の中間に法華経流布の時二度之れ有る可し、所謂在世の八年・滅後には末法の始の五百年なり。

 夫れ仏法を学する法には必ず時を知る可きなり過去の大通智勝仏は出世し給いて十小劫が間一偈も之を説かず経に云く「一坐十小劫」と云云、又云く「仏・時未だ至らずと知しめして請を受け黙然として坐したまえり」と、今の教主釈尊も四十余年の間は法華経を説きたまわず経に云く「説時未だ至らざるが故なり」等云云、老子は母の胎に処して八十年・弥勒菩薩は兜率の内院にして五十六億七千万歳を待ちたもう仏法を修行する人人時を知らざらんや、爾らば末法の始には純円一実の流布とは知らざれども経文に任するに「我が滅度の後・後の五百歳の中に閻浮提に広宣流布して断絶せしむること無けん」と云云、誠に以て分明なり。


[上行菩薩結要付属口伝] 完

by johsei1129 | 2014-06-13 20:59 | 血脈・相伝・講義 | Trackback | Comments(0)
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